がんの予防方法にはどのようなものがありますか?
禁煙や生活習慣の改善、ワクチンの接種などが挙げられます。また、早期発見には定期的ながん検診の受診が有効です。
がんの発生予防として、以下のものが有効とされています。
- 生活習慣改善
- ウイルス感染予防
- 禁煙、過度な飲酒を避ける
- 食習慣の改善(塩分や肉類を控え目に野菜と果物を適度に摂る、熱い飲食物を控える)
- ピロリ菌の除菌
- 男女共にヒトパピローマウイルスの予防接種(※年齢によって推奨が異なります)
また、無症状のがんの早期発見・早期治療にはがん検診が重要です。
ただし、遺伝的な要因が強く関連するがんもあり、必ずしも予防が有効ではない場合もあります。
家族の中で、特に50代以下の若年発症者が複数いる場合は、遺伝性のがんの可能性を疑います。血縁関係のある親族に膵がん、卵巣がん、乳がん、前立腺がんが多い場合は、遺伝性乳がん卵巣がん症候群や大腸がん、希少がんが多い場合は「リンチ症候群(大腸がんや子宮内膜がんになりやすい体質のこと)」などの可能性もあります。
より積極的ながん検診や予防的な手術が推奨される場合もあるので、一度遺伝科の医師に相談を検討してみましょう。
公開日:
最終更新日:
亀田総合病院 腫瘍内科
瀬口 京介 監修
(参考文献)
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