アラジール症候群は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
アラジール症候群では、胆汁の排泄を促す薬、痒みを抑える薬などを使うことがあり、副作用があります。
アラジール症候群では、胆汁の流れを促す利胆剤として、ウルソデオキシコール酸の内服をします。また、胆汁うっ滞の結果生じる痒みを抑える薬として回腸胆汁酸トランスポーター阻害薬(マラリキシバット塩化物)という新しい薬が使われることもあります。
もし、高コレステロール血症を合併する場合は、脂質を下げる薬を使います。これらは比較的安全な薬ですが、それぞれ副作用を認めることはあります。
なお、治療薬ではありませんが、十分な胆汁がないために吸収が阻害されてしまう脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)の補充、胆汁がなくても吸収される特殊なミルク(中鎖脂肪酸を含むMCTミルク)を使った栄養補充も行います。
埼玉医科大学総合医療センター 小児科 小児科
井上 信明 監修
(参考文献)
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