アラジール症候群は心臓に影響がありますか？

アラジール症候群では、心臓に影響がみられることがあります。特に知られているのは、左心室と右心室の間の壁に生まれつき穴があいている「心室中隔欠損」や左心房と右心房の間の壁に穴があいている「心房中隔欠損症」と呼ばれる状態です。

そのほかにも、肺の動脈の一部が細くなっている「末梢肺動脈狭窄」、さらに「ファロー四徴症」と呼ばれる、チアノーゼを伴う心臓の病気を合併することもあります。なお日本の全国調査では、アラジール症候群の4％で心臓の手術、9％で心臓カテーテルによる心臓の治療が実施されていました。