霰粒腫のマイボーム腺梗塞とはどのような状態ですか?
マイボーム腺が詰まり油が排出されない状態です。
マイボーム腺は、まぶたの内側に縦方向に並んで存在する皮脂腺の一種で、涙の蒸発を防ぐための油分を分泌する重要な役割を担っています。
この油分は涙の表面に膜を作り、目の乾燥を防ぐとともに、目の表面をなめらかに保つ働きがあります。
しかし、このマイボーム腺の出口が詰まり、油分がうまく排出されなくなると「マイボーム腺梗塞」と呼ばれる状態になります。
詰まりによって腺の内部に分泌物や老廃物が溜まり、それが刺激となって炎症を引き起こし、無痛性のしこりである霰粒腫が生じる原因となります。
霰粒腫の予防および軽度の症状の改善には、まぶたを温める温罨法ややさしいマッサージ、洗顔時にまぶたの清潔を保つことが非常に効果的です。
日常的なまぶたのケアを習慣化することで、再発防止にもつながります。
東日本橋内科クリニック 眼科
恒矢 美貴 監修
(参考文献)
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