統合失調症の症状に特徴的な症状はありますか?
人によって様々ですが、妄想や幻覚などの陽性症状と、意欲や感情の減退などの陰性症状が見られます。
統合失調症の特徴的な症状としては幻覚や妄想が挙げられ、これらの「本来あるはずのないものが現れる」タイプの症状を「陽性症状」と言います。逆に「本来あるべきものが失われる」タイプの症状である「陰性症状」もしばしば見られ、例えば意欲や感情の減退などが挙げられます。
以下、具体的な症状について一つずつ解説します。
妄想
被害妄想や誇大妄想(壮大な内容の妄想)などが見られます。また、自身の身体・精神およびその影響がどこで終わるのか、他方で自身以外の生命体や非生命体の身体・精神およびその影響がどこから始まるのかという明確な感覚の欠如(自我境界の消失)が見られることもあります。例えば「他人やテレビ、新聞が自分のことを言っている」と考えることがあります。
幻覚
幻覚は、現実に存在しない対象が存在するかのように知覚される体験です。幻聴が見られることが比較的多いです。
まとまりのない思考や話し方
ある話題から別の話題に逸れたり、質問に対して関係のない答えが返ってきたりすることがあります。ひどくまとまりがなくなると、ほとんど理解できなくなります。
ひどくまとまりのない、または異常な運動行動
指示に抵抗したり、硬直して奇異な姿勢になることがあります。反応が全くなくなることもあれば、急に興奮することもあります。
意欲や感情の減退
自発的に何かを行おうとする意欲が薄れたり、いったん始めた行動を続けることが難しくなったりします。また、喜怒哀楽の表現が乏しくなり、他の人の感情表現への共感も薄れていきます。
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最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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