精巣上体炎でしこりは残りますか?
はい、治療後も痛みがなくなっても、しばらくしこりが残ることがあります。
精巣上体炎の炎症は強いため、治療後、痛みがなくなったあとも、患部の組織が一部変化して、触ると硬いしこりのような腫れがしばらく残ることがあります。
このしこりは、やがて小さくなることが多いですが、完全に消えるまでに時間がかかる場合や、小さくなってもそのまましこりとして残ってしまう場合もあります 。痛みがなく、その他の症状も改善しているようであれば、基本的にはそのまま放置しても問題ありません。
しかし、陰嚢内の痛みのないしこりは、まれに精巣がんである可能性もあるため、気になる症状がある場合は、放置せず泌尿器科を受診することが重要です。
精巣がんは通常、陰嚢のしこりや腫れなどの症状を生じますが、精巣にできるため、精巣上体とは場所が異なり、病院のエコー検査などで見分けることができます。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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