レビー小体型認知症の末期症状はどのようなものですか?
病気の進行により、パーキンソン症状や自律神経症状が悪化して動きが悪くなり、寝たきりや転倒リスクが高まります。
レビー小体型認知症ではパーキンソンの症状も起こるため、体が動かしにくく、進行すると人より転びやすいこともあり、寝たきりになることもあります。飲み込みにくさがあらわれることにより、誤嚥性肺炎などの合併症を起こしてしまうこともあります。
認知症全般として、進行した認知症患者さんの予後(病気や治療の経過・結末についての見通し)はとても悪いと言われています。これには飲み込みにくさに関係なく、食事や水を飲むこと自体を拒否してしまうことも原因として含まれ、よく起こることです。このような場合に、鼻から管を入れて栄養を入れるような医療行為を行うのか、を含め、本人の判断能力のあるうちから、意思を確認しておくことも大切でしょう。
超高齢社会が加速する今、認知症患者さんへの緩和治療も注目されるポイントです。なるべく長く自立した生活が送れるよう、日頃からの適度な運動など気をつけて生活しましょう。
公開日:
最終更新日:
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
レビー小体型認知症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「レビー小体型認知症」とはどのような病気ですか?
脳にレビー小体という物質がたまり、認知症症状やパーキンソンの症状などが現れます。
レビー小体型認知症の原因は何がありますか?
脳にレビー小体という物質がたまってしまうことが原因とされます。
レビー小体型認知症ではどのような症状がありますか?
変動する認知症症状、実際にない物が見える幻視、動きが遅くなるパーキンソン症状などが特徴です。
レビー小体型認知症には初期症状はありますか?
睡眠時の行動異常がみられやすいと言われています。
レビー小体型認知症の場合、主にどのような治療をしますか?
ご本人が生活しやすいように、環境調整をすることが最も大切です。また、それぞれの症状に対して薬物治療を行います。
レビー小体型認知症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
物忘れ外来、脳神経内科、精神科を受診してください。
レビー小体型認知症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
レビー小体型認知症は余命に影響はありますか?
パーキンソンの症状により肺炎等の感染症を起こしやすくなり、余命に影響することがあります。
レビー小体型認知症の進行は早いですか?
認知機能という点においては、アルツハイマー型認知症と同程度と言われています。
レビー小体型認知症に特徴はありますか?
その時による認知機能の変動、幻視、パーキンソン症状、睡眠時の異常行動(レム睡眠行動障害)も特徴です。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。