レビー小体型認知症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
脳神経内科や精神科、もの忘れ外来が窓口です。幻視やパーキンソン症状がある場合は早めにご相談ください。
レビー小体型認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで多い認知症で、特徴的な症状がいくつかあります。ここでは、受診の目安となる症状や相談先について解説します。
レビー小体型認知症とは
レビー小体型認知症は、脳の神経細胞に「レビー小体」と呼ばれるタンパク質のかたまりがたまることで発症する認知症です。高齢者の認知症の約20%を占めるとされており、男性は女性の約2倍発症しやすいと報告されています(健康長寿ネット)。
レビー小体型認知症の症状
レビー小体型認知症には、以下の4つの中核的な症状があるとされています(認知症疾患診療ガイドライン2017)。
- 認知機能の変動:注意力や意識がはっきりしている時とぼんやりしている時の差が大きい
- 幻視:実際にはいない人や虫などが繰り返し見える
- レム睡眠行動障害:睡眠中に大声を出したり、体を激しく動かしたりする
- パーキンソン症状:手足のふるえ、体の動きが遅くなる、筋肉がこわばるなどの症状
このほか、便秘や立ちくらみなどの自律神経障害や、転びやすくなるといった症状がみられることもあります(認知症疾患診療ガイドライン2017)。病気の初期には記憶障害が目立たず、注意力の低下や視空間認知障害(ものの位置や距離がわかりにくくなること)が先に現れることがあるのも特徴です(認知症疾患診療ガイドライン2017)。
レビー小体型認知症の受診の目安
上記の症状のうち、特に幻視やパーキンソン症状、日によって認知機能に波がある場合は、レビー小体型認知症の可能性があります。また、睡眠中に大声を出す・暴れるといった行動がみられる場合も、受診を検討するきっかけのひとつです。気になる症状があるときは、早めに医療機関への受診をご検討ください。
レビー小体型認知症は何科を受診する?相談先は?
認知症が心配な場合は、まずかかりつけ医や地域包括支援センターに相談する方法があります。厚生労働省では、認知症に関する相談窓口として認知症疾患医療センターや電話相談窓口なども案内しています(厚生労働省)。
専門的な診察を受ける場合の窓口は、脳神経内科(「神経内科」と表示されていることもあります)です。脳神経内科は脳や神経の病気をみる内科で、認知症もその代表的な対象とされており、まず脳神経内科にかかり、必要に応じて他の科を紹介してもらう方法が望ましいとされています(日本神経学会)。また、精神科(精神神経科)でも認知症の診療が行われており、厚生労働省は日本老年精神医学会の専門医がいる医療機関も案内しています(厚生労働省)。医療機関によっては「もの忘れ外来」や「認知症外来」といった専門の外来が設けられている場合もあります(厚生労働省)。
ご本人やご家族だけで抱え込まず、早めに医療機関への受診をご検討ください。
レビー小体型認知症について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
レビー小体型認知症について、気になる症状はありますか?
もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
日本神経学会(監修).認知症疾患診療ガイドライン2017.医学書院.2017
厚生労働省「認知症に関する相談について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000076236_00003.html.(参照 2026-09-07).
公益財団法人長寿科学振興財団「レビー小体型認知症」健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/ninchishou/lewy.html.(参照 2026-09-07).
日本神経学会「脳神経内科とは?」 https://www.neurology-jp.org/public/disease/about.html.(参照 2026-09-07).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
公開日:
最終更新日:
編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
Q作成
医師執筆/監修
QAレビュー
公開
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
