レビー小体型認知症
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
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レビー小体型認知症について「ユビー」でわかること
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レビー小体型認知症とはどんな病気ですか?
「レビー小体型認知症」とは大脳皮質でレビー小体という物質が溜まり、脳の神経細胞が減り認知症症状を呈する病気です。認知機能が日によって変動し、幻視、手が震えるなどのパーキンソン症状が特徴です。認知機能検査、脳血流検査、心臓の神経異常をから診断します。物忘れ外来、脳神経内科や精神科を受診してください。
レビー小体型認知症の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
レビー小体型認知症の専門医がいる近くの病院はありますか?
レビー小体型認知症の専門医がいる病院を見るレビー小体型認知症のQ&A
- A.
パーキンソン症状が治療薬の効果が薄く、進行するためほかの認知症と比べ寿命は短いと言われています。
解説レビー小体型認知症は、他の認知症のと比べ、寿命は短いと言われています。パーキンソンの症状も起こるため、体が動かしにくくなることが多いでしょう。
しかし、パーキンソン病と比べると、パーキンソンの薬の効果が乏しく、さらに幻視などの副作用がでやすいため、コントロールが難しいことが多いと言われます。進行すると人より転びやすいこともあり、寝たきりになることもあります。
また、飲み込みにくさがあらわれることによる誤嚥性肺炎などの合併症を起こしてしまうこともあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経学会.“認知症疾患診療ガイドライン2017”.日本神経学会.https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html,(参照 2024-03-06).
高尾 昌樹. 神経内科Clinical Questions & Pearls 認知症. 中外医学社. 2016 - A.
病気の進行により、パーキンソン症状や自律神経症状が悪化して動きが悪くなり、寝たきりや転倒リスクが高まります。
解説レビー小体型認知症ではパーキンソンの症状も起こるため、体が動かしにくく、進行すると人より転びやすいこともあり、寝たきりになることもあります。飲み込みにくさがあらわれることにより、誤嚥性肺炎などの合併症を起こしてしまうこともあります。
認知症全般として、進行した認知症患者さんの予後(病気や治療の経過・結末についての見通し)はとても悪いと言われています。これには飲み込みにくさに関係なく、食事や水を飲むこと自体を拒否してしまうことも原因として含まれ、よく起こることです。このような場合に、鼻から管を入れて栄養を入れるような医療行為を行うのか、を含め、本人の判断能力のあるうちから、意思を確認しておくことも大切でしょう。
超高齢社会が加速する今、認知症患者さんへの緩和治療も注目されるポイントです。なるべく長く自立した生活が送れるよう、日頃からの適度な運動など気をつけて生活しましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経学会.“認知症疾患診療ガイドライン2017”.日本神経学会.https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html,(参照 2024-03-06).
高尾 昌樹. 神経内科Clinical Questions & Pearls 認知症. 中外医学社. 2016 - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説以下のような症状が特徴的です。
気になる症状があれば、脳神経内科・精神科(物忘れ外来があると最適)を受診しましょう。- 物忘れ ※初めのうちは物忘れ(記憶障害)は目立たないこともあります
- 注意力の低下
- 物事を順序立てて行う能力の低下(遂行機能障害)
- 図形を真似して描けない(視空間認知障害)
- 周りの人には見えないものが見える(幻視)
- 体が動かしにくい・歩行が小刻み・手が震えるなどのパーキンソンの症状
- 睡眠中に動き回ってしまうなどの行動異常(レム睡眠行動異常症)
- 立ちくらみ・便秘(自律神経症状)
また、認知機能がその時々で変動することも特徴です。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経学会.“認知症疾患診療ガイドライン2017”.日本神経学会.https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html,(参照 2024-03-06).
高尾 昌樹. 神経内科Clinical Questions & Pearls 認知症. 中外医学社. 2016 - A.
睡眠時の行動異常がみられやすいと言われています。
解説レビー小体型認知症は、初めのうちは物忘れ(記憶障害)は目立たないこともあります。
睡眠中に動き回ってしまうなどの行動異常(レム睡眠行動異常症)は、初期の段階からしばしば見られるとされています。
また、周りの人には見えないものが見える(幻視)、気持ちが落ち込む(抑うつ)、体が動かしにくい・歩行が小刻み・手が震えるなどのパーキンソンの症状、立ちくらみ・便秘(自律神経症状)などが、早期よりみられやすいと言われています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経学会.“認知症疾患診療ガイドライン2017”.日本神経学会.https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html,(参照 2024-03-06).
高尾 昌樹. 神経内科Clinical Questions & Pearls 認知症. 中外医学社. 2016 - A.
変動する認知症症状、実際にない物が見える幻視、動きが遅くなるパーキンソン症状などが特徴です。
解説レビー小体型認知症の症状として、初めのうちは物忘れ(記憶障害)は目立たないこともあり、物忘れ以外の症状、注意力の低下、物事を順序立てて行う能力の低下(遂行機能障害)、図形を真似して描けない(視空間認知障害)、周りの人には見えないものが見える(幻視)、体が動かしにくい・歩行が小刻み・手が震えるなどのパーキンソンの症状、睡眠中に動き回ってしまうなどの行動異常(レム睡眠行動異常症)、立ちくらみ・便秘(自律神経症状)などが特徴的です。また、認知機能がその時々で変動することも特徴です。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経学会.“認知症疾患診療ガイドライン2017”.日本神経学会.https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html,(参照 2024-03-06).
高尾 昌樹. 神経内科Clinical Questions & Pearls 認知症. 中外医学社. 2016 - A.
脳にレビー小体という物質がたまってしまうことが原因とされます。
解説レビー小体型認知症は、脳にレビー小体という物質が沈着、それが脳の特定の部位に進展していくことが原因と考えられています。
しかし、レビー小体が脳に沈着してしまう原因については、遺伝的要因や加齢なども考えられていますが、いまだ明らかになっていません。
また、レビー小体型認知症に関しては、アルツハイマー型認知症や血管性認知症のように、生活習慣病との関連は証明されていません。レビー小体型認知症の詳しい原因については、現在も研究中です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本神経学会.“認知症疾患診療ガイドライン2017”.日本神経学会.https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html,(参照 2024-03-06).
高尾 昌樹. 神経内科Clinical Questions & Pearls 認知症. 中外医学社. 2016
レビー小体型認知症について、医師からのよくある質問
- これまでに【認知症・ぼけがある】と診断されたことはありますか?
- 最近、手足を思ったように動かしにくくなった、不器用になったと感じますか?
- 物忘れがあると感じていますか?
- 実在しないものが見えたり、聞こえたり、臭いがしたりといった経験がありますか?
- 最近、気持ちが落ち込んでいると感じますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 脳神経内科