レビー小体型認知症は余命に影響はありますか？
パーキンソンの症状により肺炎等の感染症を起こしやすくなり、余命に影響することがあります。
レビー小体型認知症ではパーキンソンの症状も起こるため、体が動かしにくく、進行すると寝たきりになることもあります。
飲み込みにくさがあらわれることによって、誤嚥性肺炎などの合併症を起こしてしまうこともあります。肺炎などの感染症が、余命に影響することはあります。
また、認知症全般として、進行した認知症患者の予後（病気や治療の経過・結末についての見通し）はとても悪いと言われています。これには飲み込みにくさに関係なく、食事や水を飲むこと自体を拒否してしまうことも原因として含まれ、よく起こることです。このような場合に、鼻から管を入れて栄養を入れるような医療行為を行うのかを含め、本人の判断能力のあるうちから、意思を確認しておくことも大切でしょう。
超高齢社会が加速する今、認知症患者さんへの緩和治療も注目されるポイントです。なるべく長く自立した生活が送れるよう、日頃からの適度な運動など気をつけて生活しましょう。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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レビー小体型認知症
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