シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth disease)

監修医師阿部 吉倫内科

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03

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シャルコー・マリー・トゥース病とは

シャルコー・マリー・トゥース病で禁忌とされていることはなんですか?

神経毒性のある、特定の抗がん剤や抗生物質の使用を避ける必要があります。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)の主な禁忌は、神経毒性作用により、末梢神経障害を悪化させる可能性のある特定の薬剤です。

CMTは遺伝性の末梢神経障害であり、神経毒性のある薬剤を、標準的な「非毒性」用量で用いた場合でも、神経障害を受けやすいと考えられています。特に、特定の抗がん剤や抗生物質の使用を避ける必要があります。

CMTにおいて最も強く禁忌とされている薬剤は、抗がん剤のビンクリスチンです。ビンクリスチンは微小管阻害薬で、末梢神経毒性が非常に強く、CMT患者さんに投与すると、不可逆的な重度の神経障害を引き起こすことが多数報告されています。

他の薬剤に関するデータは非常に限られていますが、CMT患者さんにおいて、神経障害を増悪させるリスクがある薬剤群は、以下のとおりです。

【絶対禁忌】

  • ビンクリスチン

【強く注意が必要(リスクが高いとされるもの)】

  • シスプラチン、タキソール系(パクリタキセル、ドセタキセル)、ボルテゾミブなどの抗がん剤
  • アミオダロン、タクロリムスなど

【注意(長期使用や高用量で末梢神経障害リスクがあるもの)】

  • メトロニダゾール(長期)、ニトロフラントイン、コルヒチン、金製剤、サリドマイド、レフルノミドなど

これらの薬剤は、神経障害の悪化を引き起こす可能性があるため、薬剤の選択にあたっては、CMTの診断について医師と十分に協議し、リスクとベネフィットを慎重に検討する必要があります。

さらに詳しく:シャルコー・マリー・トゥース病で禁忌とされていることはなんですか?監修医師谷河 翠宮城県立こども病院 小児科

「シャルコー・マリー・トゥース病」とはどのような病気ですか?

シャルコー・マリー・トゥース病は、手足の末梢神経が障害される遺伝性の神経疾患です。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)は、進行性の末梢神経障害を起こす遺伝性の病気です。

CMTでは、脳や脊髄から全身の筋肉へ信号を伝える末梢神経が徐々に障害されるため、手足の筋力低下や感覚障害がゆっくりと進行します。

最も多い症状は、手足の筋力低下と細さです。特に足首やふくらはぎの筋肉から萎縮が始まり、歩きにくさ、つまずきやすさ、ハイアーチや槌趾(つちゆび)などの足の変形が起こりやすくなります。

また、感覚神経も障害されるため、手足のしびれや感覚鈍麻が出ることがあります。進行すると手の筋肉も細くなり、細かい作業が難しくなることがあります。まれに、脊柱側弯症、震え、呼吸困難、嚥下困難などが起こる場合があります。

CMTには複数のタイプがあり、原因となる遺伝子や障害される神経の部位によって分類されます。発症時期や症状の進行速度、重症度はこの分類や個人によって大きく異なりますが、ゆっくりと進行し、数十年にわたって悪化するのが特徴です。

現在のところ根本的な治療法はありませんが、リハビリテーションや装具(足首を支える装具、矯正靴など)、必要に応じた手術により生活の質を保つことが可能です。

CMTは、いくつかの遺伝子の変異によって引き起こされる遺伝性疾患のため、家族歴がある場合は遺伝カウンセリングが推奨されます。

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シャルコー・マリー・トゥース病の症状

シャルコー・マリー・トゥース病ではどのような症状がありますか?

手足の筋力低下や細さ、感覚障害、歩行困難や足の変形が代表的症状です。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)では、足から始まる筋力低下や感覚障害が特徴です。

CMTは、末梢神経の障害によって、手足の運動や感覚に異常が現れる遺伝性疾患です。症状はゆっくりと進行し、生活動作や歩行に影響を与えるのが典型的です。代表的な症状は以下の通りです。

  • 筋力低下と筋萎縮:特に足首やふくらはぎの筋肉が細くなり、足首が不安定になりやすい。つまずきやすく、階段の上り下りが困難になる。
  • 足の変形:ハイアーチ(甲高足)、槌趾(つちゆび、つま先が曲がる変形)、偏平足などが特徴的。まれに脊椎の湾曲 (側弯症) や股関節脱臼が起こる場合もある。
  • 歩行障害:足の前部を持ち上げにくい「鶏歩(steppage gait)」と呼ばれる歩き方が見られる。
  • 感覚障害:足や手にしびれやチクチクする痛みが生じたり、温度や痛みの感覚が鈍くなる。感覚鈍麻により、けがや感染症に気づかない場合がある。
  • 手の細かい動作の障害:進行すると手の筋肉も萎縮し、ボタンを留める、字を書くといった動作が難しくなる。

CMTには複数のタイプがあり、原因となる遺伝子や障害される神経の部位によって分類されます。発症時期や症状の進行速度、重症度は、この分類や個人によって大きく異なりますが、ゆっくりと進行し、数十年にわたって悪化するのが特徴です。生命予後に直結することは少なく、多くの人は通常の寿命を全うできますが、進行に伴い、歩行補助具や装具が必要になる場合があります。

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シャルコー・マリー・トゥース病には初期症状はありますか?

初期症状は足首の不安定さ、つまずきやすさ、ふくらはぎの筋肉の細さなどです。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)の初期症状は、主に足から始まる運動障害です。

代表的な初期症状には、次のようなものがあります。

  • 足首の不安定さ:足首を支える筋肉が弱くなり、走ったりジャンプしたりするのが苦手になる。
  • つまずきやすさ:足の前部を持ち上げにくくなり、足を不自然に大きく上げて歩いたり、平らな場所でもよく転ぶようになる。
  • ふくらはぎが細くなる:筋肉が徐々に萎縮し、「コウノトリの脚(stork leg)」と呼ばれる細さが目立つ。
  • 足の変形の始まり:甲が高くなるハイアーチや、足指の変形が少しずつ見られる。
  • 疲れやすさ:長時間歩くと足がだるくなりやすい。

多くは幼少期から思春期にかけて発症しますが、軽症型では成人後に気づかれることもあります。初期症状は軽微な場合があり、単なる不器用さや協調運動障害と間違われることがあります。感覚障害は初期には目立たないこともありますが、徐々に足のしびれや感覚の鈍さが出てきます。ただし、幼児の場合は気づきにくいことがあります。

まとめると、CMTの初期症状は「足首の弱さ・つまずきやすさ・ふくらはぎの細さ」が典型的で、成長とともにゆっくり進行するのが特徴です。気になる場合は、神経内科や小児神経科での診断がすすめられます。

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シャルコー・マリー・トゥース病の場合、歩き方にどのような特徴がありますか?

足を高く上げて歩く「鶏歩(steppage gait)」や、つまずきやすく不安定な歩き方が特徴です。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)では、足首を高く上げて歩く「鶏歩」という特徴的な歩き方がみられます。

CMTでは、末梢神経の障害により、足首やふくらはぎの筋力低下が起こるため、歩き方(歩容)に特徴的な異常が現れます。代表的な歩行の特徴は、以下のとおりです。

鶏歩(steppage gait)

足首を背屈させる(足の前部を持ち上げる)筋力が弱く、つま先が地面に引っかかりやすくなるため、膝と股関節を曲げて、足を高く持ち上げるような歩き方になる。かかとで着地できずに、つま先や足の裏全体で着地する。

つまずきやすさ・転倒しやすさ

足の変形や筋力低下に伴う足首の不安定さや、感覚障害により、平坦な道でもつまずくことが多い。転倒防止のために杖や装具が必要になることもある。

歩幅の変化や不安定さ

足首の不安定さを補い、バランスを保つために、体幹を傾けたり、体が左右に揺れたりする。全体的な歩行速度は遅くなり、歩幅が小さくなる。長時間の歩行や走行が困難になりやすい。

歩行の特徴はCMTのタイプや進行度によって異なる場合があります。初期では軽度のつまずきや疲れやすさだけのこともありますが、こうした歩行の問題は、移動困難や転倒リスクの増加につながります。早めにリハビリや装具で対策することで、歩行機能を長く維持することが重要です。

さらに詳しく:シャルコー・マリー・トゥース病の場合、歩き方にどのような特徴がありますか?監修医師谷河 翠宮城県立こども病院 小児科
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シャルコー・マリー・トゥース病の原因

シャルコー・マリー・トゥース病の原因は何がありますか?

原因は遺伝子の変化による末梢神経の異常で、複数の遺伝子型が知られています。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)の原因は、遺伝子の変異による末梢神経の機能障害です。

末梢神経の機能と構造に関与するタンパク質に影響を及ぼす遺伝子変異が、CMTの主な原因です。末梢神経は「髄鞘(神経を覆う絶縁構造)」と「軸索(信号を伝える線維)」で構成されますが、CMTではこれらのどちらか、あるいは両方に異常が生じます。遺伝子の異常により、髄鞘形成がうまくいかない場合は伝導速度が低下する(脱髄型)、軸索が障害される場合は信号の強さ自体が弱まる(軸索型)といった違いが見られます。いずれも結果的に、手足の筋力低下や感覚障害がゆっくり進行していきます。

代表的な原因として、17番染色体上のPMP22遺伝子の重複があり、症例の約70~80%を占めます。PMP22タンパク質の過剰産生は、神経を覆う髄鞘を破壊し、神経機能障害を引き起こします。

その他、MPZ、GJB1、MFN2など、これまでに100種類以上の関連遺伝子が報告されています。遺伝形式は常染色体優性遺伝が多いですが、劣性遺伝や伴性遺伝のタイプもあり、家系によって症状の出方や進行速度が異なります。また、まれに新たな(自然発生的な)変異によって発症する場合もあります。

CMTの原因は「親から受け継いだ遺伝子変化」によるもので、後天的な生活習慣や環境要因で起こる病気ではありません。診断や家族計画においては、遺伝子検査や遺伝カウンセリングが重要な役割を果たします。

さらに詳しく:シャルコー・マリー・トゥース病の原因は何がありますか?監修医師谷河 翠宮城県立こども病院 小児科
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シャルコー・マリー・トゥース病の検査・診断

シャルコー・マリー・トゥース病のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)は、専門的な神経学的診察や遺伝子検査で診断される病気なので、正確なセルフチェックはできません。ただし、日常生活で気づきやすいサインを自己観察することは可能です。

以下に当てはまるものが多ければ、一度、神経内科や小児神経科での相談をおすすめします。

【運動・歩行】

  • 足首が弱く、よくつまずく/転びやすい
  • スリッパやサンダルが脱げやすい
  • 足を高く上げないと歩けない
  • 長時間歩くと、足やふくらはぎが疲れやすい

【手の使い方】

  • ボタンがかけにくい/鉛筆や箸を扱いにくい
  • 握力が弱く、ペットボトルや瓶のフタを開けにくい

【足や手の形】

  • 足の甲が高い(凹足)
  • 足の指が曲がってきている(槌指)
  • 外反母趾が目立つ
  • ふくらはぎが細く、太ももとのバランスが悪い

【感覚の異常】

  • 足や手にしびれや感覚の鈍さがある/けがをしても気づきにくい

【家族歴】

  • 親や兄弟姉妹に、CMTや「原因不明の筋力低下・足変形・歩行障害」がある

これらはあくまで目安であり、症状は他の多くの神経疾患や筋肉疾患とも重複するため、セルフチェックでCMTを確定することはできません。気になる症状が複数ある場合は、神経内科あるいは小児神経科での診察を受ける必要があります。

また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、CMTかどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。

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シャルコー・マリー・トゥース病の治療・対処法

シャルコー・マリー・トゥース病にはリハビリが有効ですか?

有効です。リハビリで筋力維持や関節可動域の保持、歩行能力の維持が期待できます。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)において、リハビリテーションは日常生活の機能維持に非常に有効です。

CMTは遺伝子の変異による末梢神経の機能障害であり、病気そのものを治す薬はありません。しかし、リハビリを早期かつ継続的に行うことで、筋力低下や関節の硬直を遅らせ、歩行や日常生活の自立を長く維持できるため、リハビリは非常に重要な治療のひとつです。

リハビリに期待される効果は、以下のとおりです。

  • 筋力維持・筋萎縮予防
  • 足首やふくらはぎ、手指の筋力低下を遅らせる
  • 筋力を保つことで歩行や握力の低下を最小限に抑える
  • 関節可動域の保持
  • 足首、膝、手首、指などの関節の柔軟性を保つ
  • 硬直や変形を予防し、日常動作の円滑化につなげる
  • 歩行・バランス能力の改善
  • 足首装具や歩行訓練と組み合わせることで、つまずきや転倒のリスクを減らす
  • 正しい歩行パターンの習得や疲労軽減を図る
  • 日常生活動作(ADL)の自立支援
  • 作業療法を通して、ボタンの操作や筆記、食事動作など手先の不器用さを補う工夫を学ぶ

リハビリを行ううえでは、理学療法士・作業療法士の指導のもとで、安全に、無理のない範囲で継続することが大切です。適宜装具や補助具を組み合わせることで、より効果が高まります。

さらに詳しく:シャルコー・マリー・トゥース病にはリハビリが有効ですか?監修医師谷河 翠宮城県立こども病院 小児科

シャルコー・マリー・トゥース病の場合、主にどのような治療をしますか?

根本治療はなく、リハビリ・装具・手術などで機能維持を図ります。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)の根本的な治療法は現時点ではなく、対症療法が中心です。

CMTは遺伝子の変異による末梢神経の機能障害です。現時点で遺伝子変異そのものを治す方法はなく、治療の中心は「進行を遅らせ、生活の質を維持するための対症療法」です。主な治療は以下の通りです。

リハビリテーション(理学療法)

筋力低下や関節のこわばりを防ぐために、ストレッチや軽い筋力トレーニングを行います。定期的なリハビリは歩行能力の維持に役立ちます。

装具療法

足首の不安定さや、つまずきやすさを改善するために、足関節を支える装具や矯正靴を使用します。場合によっては、親指の副木が手の筋力低下を軽減します。

作業療法

手の筋力低下が進んだ場合、日常生活を補助する道具(ボタンかけ補助具、特別な筆記具など)を使うことで自立を助けます。

外科的治療

重度の骨の変形により生活に支障がある場合には、痛みの緩和、骨の整復、可動域の改善を目的として、矯正手術が行われることがあります。

薬物療法

根本的な薬はありませんが、痛みやしびれなどの症状に対して、鎮痛薬や神経障害性疼痛の治療薬が使われることがあります。

CMTの治療はリハビリ・装具・手術などを重症度、進行度、患者のニーズに基づいて組み合わせ、生活機能を最大限維持することが目的です。遺伝子治療などの研究も進められており、将来的な治療法開発が期待されています。

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受診の目安・何科を受診するべきか

シャルコー・マリー・トゥース病が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

はい、シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)が疑われる場合に、病院を受診したほうがよい目安があります。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)が疑われる場合は、早めの受診が重要です。

CMTはゆっくりと進行する病気ですが、早期の評価は診断の確定、治療開始、合併症の予防に役立ちます。初期症状や機能障害が現れた時点で、速やかに受診することが推奨されます。

受診を考える目安は、以下の通りです。

  • 歩行に異常が出てきた場合:つまずきやすい、足首がぐらつく、ハイステップ歩行(足を高く上げて歩く)などが見られるとき。
  • 手足の筋力低下を感じる場合:ボタンがかけにくい、鉛筆が持ちにくい、足首が上がらずスリッパが脱げやすいなどの問題が見られるとき。
  • 足や手の変形が出てきた場合:ハイアーチ(足の甲が高い)、槌指(つちゆび)などが出てきたとき。
  • しびれや感覚の鈍さが続く場合:足の裏や手に感覚異常があり、日常生活に支障があるとき。
  • 家族にCMTの診断を受けた人がいて、自分にも似た症状がある場合:遺伝性の疾患であるため、早めの相談が望ましいです。

まとめると「単なる運動不足」や「成長の過程」と思っていた症状が長引いたり悪化したりする場合、「歩き方や手先の不器用さ」が目立つ場合、「家族歴+神経症状」がある場合には、神経内科あるいは小児神経科への受診をおすすめします。早期に相談することで、神経伝導検査や遺伝子検査などの適切な検査と、長期的な機能と生活の質を改善する適切な治療が開始されます。

さらに詳しく:シャルコー・マリー・トゥース病が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?監修医師谷河 翠宮城県立こども病院 小児科

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth disease)の専門医がいる近くの病院はありますか?

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対処法・セルフケア

シャルコー・マリー・トゥース病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

薬が効かない場合でも、リハビリ・装具・手術など、薬以外の治療で機能を維持し、生活の質を保つことが最も大切です。

シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth病、CMT)で薬が効かない場合は、リハビリ、装具、生活支援を組み合わせて進行を抑え、生活の質を維持することが重要です。

CMTは遺伝性疾患です。症状を和らげるために薬が使われることはありますが、現時点で病気そのものを治す薬は存在しません。手足の機能を維持し、生活の質を保つために、次のようなアプローチがあります。

リハビリテーション

理学療法(ストレッチや筋力維持訓練)で関節拘縮や筋力低下を予防し、作業療法で日常生活動作(食事・着替え・書字など)の工夫を学びます。継続することで症状の進行を遅らせ、転倒や関節変形を防げます。

装具や補助具の活用

足関節装具、インソール、補高靴、杖、歩行器など、適切な装具を取り入れることで、「歩ける距離」「疲れにくさ」が変わります。

手術療法

足の変形が進み、装具でも対応できないときは、歩行機能を保つ目的で腱移行術や関節固定術が検討されます。

症状緩和の工夫

活動と休息のバランスを取る、職場や学校での支援制度(障害者手帳、就労支援など)を利用するなどの工夫も大切です。

リハビリテーション、整形外科的サポート、外科的矯正などの多分野にわたるケアにより、「できることを長く続けられる」ケースが多いです。定期的な診察で症状を評価し、対応を検討することが大切です。研究段階の治療への参加も選択肢となる可能性があります。

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シャルコー・マリー・トゥース病について、医師からのよくある質問

医師からよくある質問はありますか?

「シャルコー・マリー・トゥース病(Charcot-Marie-Tooth disease)」について医師からよくある質問の例として次のようなものがあります。

  • 自力で立ち上がるのは難しいですか?

シャルコー・マリー・トゥース病に関連する症状としては次の症状があります

最新のガイドライン・医療水準を取り込んだデータベースを元に関連する病気・症状を表示しています。

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この記事の監修医師

監修医師 阿部 吉倫

阿部 吉倫

内科

2015年東京大学医学部医学科卒。東京大学医学部付属病院、東京都健康長寿医療センターで初期研修を修了。血便を放置し48歳で亡くなった患者との出会いをきっかけにデータサイエンスの世界へ。2017年5月にUbie株式会社を共同創業。2019年12月より日本救急医学会救急AI研究活性化特別委員会委員。2020年 Forbes 30 Under 30 Asia Healthcare & Science部門選出。

更新日
2026/10/27
公開日
2020/09/03