ウエスト症候群(点頭てんかん)の場合、発達障害になる確率はどれくらいですか?
程度はさまざまですが、ウエスト症候群の患者さんの約80~90%に発達の遅れがみられるとされています。
ウエスト症候群では、約80~90%の患者さんで、さまざまな程度の発達の遅れがみられるとされています。
3年以上の予後が確認できた国内88例の調査では、40人(46%)でてんかん発作が消失し、9例は知能が正常~境界で普通学級へ通学していたと報告されています(1961年~1977年の調査)。
海外の調査では、147例のうち25例がIQ85以上で通常学級に通っており、11例はIQ68~85でわずかな障害がみられ、36例はIQ40~60で軽度障害、75例はIQ40未満で重度障害であったと報告されています(1996年の報告)。
また、19.9%の方に自閉スペクトラム症(ASD)がみられたとの報告があります(1981年の報告)。
これらは一部の研究結果であり、予後は患者さんによって大きく異なります。懸念点などがある場合には、主治医にご相談ください。
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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