変形性膝関節症の治療としてサポーターを膝に装着する場合、どのような効果やデメリットがありますか?
効果としては、膝の保温、安定感がありますが、デメリットとして、皮膚のかぶれや筋肉の衰えがあります。
変形性膝関節症がある方が膝のサポーターを使用することで得られる効果には次のようなものがあります。
- 運動時の膝の痛みの軽減
- 膝の不安定感の軽減
- 膝の保温
サポーターの形状によっては得られる効果が異なる場合があります。より安定性の高いものが必要な場合には、病院で装具を処方してもらえる場合もありますので、医師に相談してみましょう。
一方でデメリットには以下のようなものがあります。
など
サポーターの素材や形状によって、厚みや通気性が異なります。素材によっては肌に合わない方もいらっしゃいます。装着してかゆみやかぶれを生じる場合には、異なる素材のものを探してみましょう。
筋力低下の心配については、痛みが原因で歩くのが困難になってしまいほとんど外出しなくなるよりは、サポーターを使用してでも歩く時間を長くした方が筋力や体力の維持につながる場合もあります。変形や不安定性の程度によって状況は異なりますので、分かりにくい場合は医師に相談してみましょう。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
日本整形外科学会.“「変形性膝関節症」”.日本整形外科学会.https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html,(参照 2024-08-28).
日本整形外科学会.“変形性膝関節症ガイドライン2023”.Mindsガイドラインライブラリ.https://minds.jcqhc.or.jp/common/wp-content/plugins/pdfjs-viewer-shortcode/pdfjs/web/viewer.php?file=https://minds.jcqhc.or.jp/common/summary/pdf/c00793.pdf&dButton=false&pButton=false&oButton=false&sButton=true#zoom=auto&pagemode=none&_wpnonce=3b871a512b,(参照 2024-08-28).
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