変形性膝関節症の治療として、膝にヒアルロン酸を注射するときの副作用は何がありますか?
主な副作用は、関節の痛みや腫れです。注意すべき副作用は細菌感染症とアレルギー反応です。
膝へのヒアルロン酸注射における副作用の代表的なものとして、注射した部位での痛みや腫れが挙げられます。これらは一時的なもので、すぐに改善することがほとんどです。
一方で、まれではありますが注意すべき副作用として、細菌感染症とアレルギー反応があります。
膝関節の中は血流が少なく、本来は細菌が全くいない場所です。そのため、細菌に対する抵抗力がとても低く、細菌感染症を起こした場合には重症化するリスクがあります。
特にガンの治療中の方、糖尿病や腎臓病・肝臓病で内臓の機能の低下している方などでは、免疫力が低下しているため注意して注射を受ける必要があります。
アレルギー反応が起こると、蕁麻疹などの発疹、かゆみ、顔面やまぶたのむくみ、顔面の発赤などがみられます。
病院を出たあとでも、これらの症状に気が付いた場合は直ちに医師に相談しましょう。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
日本整形外科学会.“「変形性膝関節症」”.日本整形外科学会.https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html,(参照 2024-08-28).
日本整形外科学会.“変形性膝関節症ガイドライン2023”.Mindsガイドラインライブラリ.https://minds.jcqhc.or.jp/common/wp-content/plugins/pdfjs-viewer-shortcode/pdfjs/web/viewer.php?file=https://minds.jcqhc.or.jp/common/summary/pdf/c00793.pdf&dButton=false&pButton=false&oButton=false&sButton=true#zoom=auto&pagemode=none&_wpnonce=3b871a512b,(参照 2024-08-28).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
変形性膝関節症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。