ヘリコバクター・ピロリ菌感染症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
乳幼児へ経口感染しないよう、共有する食器や食べ物、飲み物に気を付けた方がよいでしょう。
ヘリコバクター・ピロリ菌は、主に経口感染によって感染します。
そのため、ヘリコバクター・ピロリ菌感染が分かった場合の日常生活の注意点として、特に乳幼児との密接な接触を避けることが挙げられます。
例えば、食べ物の口移しを避けたり、共有する食器、飲み物などに気を付けたりするとよいでしょう。また、内科や消化器内科を受診し、適切な除菌治療を受けることをおすすめします。
治療は胃薬と抗菌薬を組み合わせた飲み薬の治療で、約9割の方が除菌に成功します。治療を受けることで、家族へ感染が拡大すること防ぎ、自分自身の健康を守ることもできます。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
日本ヘリコバクター学会ガイドライン作成委員会. H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2016改訂版. 先端医学社. 2016
Mutsuko Konno et al. Five-Year Follow-Up Study of Mother-to-Child Transmission of Helicobacter pylori Infection Detected by a Random Amplified Polymorphic DNA Fingerprinting Method. J Clin Microbiol. 2005, 43, p.2246-2250.
Marion Rowland et al. Age-specific incidence of Helicobacter pylori. Gastroenterology. 2006, 130, p.65-72.
Mitsue Ueda et al. Helicobacter pylori risk associated with childhood home environment. Cancer Sci. 2003, 94, p.914-918.
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