ウエスト症候群のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
ウエスト症候群は、放置すると発達や予後(病気や治療の経過・結末についての見通し)に大きな影響を及ぼす可能性のある病気のため、できるだけ早く治療を開始することが重要です。
また、ウエスト症候群の発作かどうかを判断するのは、難しいこともあります。このため、ウエスト症候群のセルフチェックは可能ですが、限定的であることにご注意ください。
以下の症状が見られた場合は、速やかに専門医の診断を受けることが重要です。
- 頭をカクンとさせ、うなずくような動作が繰り返し見られる
- おもちゃなど外からの刺激への反応が乏しく、無表情になる(笑わなくなるなど)
- 首のすわりやおすわり、寝返りなど、それまでできていたことができなくなる
- 眼球が繰り返しギョロっと上をむく
公開日:
最終更新日:
宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
(参考文献)
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ウエスト症候群
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「ウエスト症候群」とはどのような病気ですか?
「点頭てんかん」とも言われる「てんかん症候群」の一つで、1歳未満の乳児に特徴的な発作、発達の遅延・退行が起こります。
ウエスト症候群の原因は何がありますか?
大脳の奇形や染色体異常、脳虚血などが関係していると考えられていますが、詳しいことはわかっていません。
ウエスト症候群ではどのような症状がありますか?
生後3~11ヶ月頃に、突然頭をカクンとさせたり、両手を振り上げる動作が数秒間続くのを繰り返したります。
ウエスト症候群には初期症状はありますか?
発症初期は、発作が1日に1〜2回程しか起こらないこともありますが、段々と増えていきます。
ウエスト症候群の場合、主にどのような治療をしますか?
代表的な治療は、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)療法です。
ウエスト症候群が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
小児科・小児神経科を受診してください。発作時の動画があるとなお良いです。
ウエスト症候群は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)療法や抗てんかん薬などを用います。いずれの薬でも副作用が生じる可能性はあります。
ウエスト症候群で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
ウエスト症候群の原因や発作の状況などにより、患者さんごとに対応が異なる可能性があるため、主治医とよく相談しましょう。
ウエスト症候群の場合、日常生活で気をつけることはありますか?
治療後は、時間を守って服薬することや、発作が再発していないか目や手の動きをチェックすることが大事になります。
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