ケトアシドーシスではどのような症状がありますか?
初期には喉の渇き、頻尿、吐き気、進行すると意識障害や呼吸困難などが起こります。アセトン臭も特徴です。
ケトアシドーシスでは、初期症状として、強い喉の渇き、頻尿、吐き気、嘔吐、腹痛などが現れることがあります。
進行すると、脱水症状、意識障害、昏睡などを引き起こす可能性があり、呼吸が深く速くなる(クスマウル呼吸)ことも特徴的です。
また、特有の甘酸っぱい匂い(アセトン臭)が、呼吸から感じられることもあります。
これらの症状は、体内のインスリン不足により、ブドウ糖がエネルギーとして利用されず、代わりに脂肪が分解されることで、ケトン体が過剰に生成されるために起こります。
ケトアシドーシスは重篤な状態であり、適切な治療が遅れると、命に関わることもあります。
気になる症状がある場合には、早めに医療機関を受診し、医師へ相談するようにしましょう。
特に糖尿病患者さんは、血糖コントロールの状態を定期的に確認し、自己判断でインスリンの投与を中断しないようにしましょう。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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