頻脈の原因や考えられる病気には何がありますか？

生理的要因や心臓病、甲状腺機能亢進症、貧血、ストレスなどさまざまです。頻脈には、健康な人にも起こる一時的なものと、病気が原因で起こるものがあります。

主な要因としては以下のようなものがあります。

生理的な反応

運動をした時や、精神的に興奮した時、発熱している時などは、体を活発にする交感神経の働きが高まることで、一時的に脈拍が速くなる状態。

心臓の病気

• 不整脈：心臓の電気的な信号に異常が生じることで、脈拍が異常に速くなったりリズムが乱れる状態となります
• 心不全：心臓のポンプ機能が低下している状態です。
• 心筋梗塞や狭心症：心臓の血流に障害がある病気です。
• 弁膜症：心臓の中にある弁の動きが悪くなる病気です。
• 心筋症：心臓の筋肉に異常が生じる病気です。

全身の病気、異常

心臓以外の体の状態が影響して頻脈になることもあります。

• 貧血：血液中の酸素を運ぶ能力が低下した状態です。
• 脱水：体内の水分が不足した状態です。
• 発熱（感染症）：体に炎症が起きている状態です。
• 甲状腺機能亢進症：甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
• 呼吸器疾患：肺や気管支などの呼吸に関わる臓器の病気です。

不眠、過労、精神的なストレスなどによる自律神経のバランスの乱れも頻脈を引き起こしやすくします。