朝起きられない原因や考えられる病気には何がありますか?
睡眠のリズムや時間・質に問題がある場合や、過眠障害、うつ病が原因として考えられます。
朝起きられない原因としては、以下のものがあります。
睡眠不足症候群
必ずしも病気とは限りませんが、夜間の睡眠時間が十分でないために、日中の眠気を自覚したり、朝起きられなかったりします。眠気が強くなく、だるい、疲れやすい、注意が散漫になる、意欲がなくなる、怒りっぽくなる、という形で現れることもあります。インターネット・ゲームなどの使用や過重労働に伴うこともあります。十分な睡眠時間を確保することで、眠気の症状は解消します。
身体症状に伴う睡眠障害
むずむず足症候群や痛みなどの身体症状、閉塞性あるいは中枢性の睡眠時無呼吸症候群などが原因として考えられます。原因となる病気の治療により、睡眠障害が改善すれば朝起きやすくなります。
睡眠覚醒リズムの乱れ(睡眠・覚醒相後退障害など)
睡眠と覚醒のリズムが一定でなくなります。特に入眠のタイミングがだんだんと遅くなり、その分起床時間も後ろ倒しになるため、起きるべき時間に起きられないということが起こります。
過眠障害
主な睡眠時間帯が少なくとも7時間持続するにもかかわらず、過剰な眠気が起こります。長く寝ても回復した感覚がなく、覚醒を維持するのが困難であったり、日中に寝てしまったりということが起こります。
うつ病
うつ病では過眠や疲労感がみられることがあり、元気な時よりも眠り過ぎる、あるいは朝起きても疲労感が残り起き上がれない、ということがあり得ます。
起立性調節障害
起立性調節障害では、朝なかなか起きられず午前中調子が悪い、顔色が青白い、立ちくらみやめまい、少し動くと動悸あるいは息切れがする、体がだるいなどの症状がみられます。小児から思春期に多い病気ですが、成人まで症状が続くこともあります。
公開日:
最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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