肘の骨の外側を押すと痛みがあるとき、どのような病気が考えられますか?
肘の外側を押して痛いときには、テニス肘と呼ばれる上腕骨外側上顆炎などの病気が考えられます。
肘の外側を押すと痛みが出る場合には、肘の内側の骨や靭帯に原因がある可能性があります。以下のような病気が考えられます。
上腕骨外側上顆炎
テニス肘とも呼ばれます。手や指を伸ばすための筋肉の腱が、肘の周りで腱鞘炎をおこす病気です。
橈骨近位端骨折
手をついて転んでから肘の周りの痛みが続く場合に可能性があります。レントゲンでも骨折線が分かりにくい場合があります。
靭帯損傷
肘の外側で後方にある靭帯が損傷し、肘の動きが不安定になる場合があります。
野球肘
繰り返し投球を行うことで起こる肘の病気の総称です。内側や外側、後ろ側と広い範囲で肘が傷つきます。
変形性肘関節症
老化とともに肘の軟骨(骨と骨の衝突や摩擦を防ぎ、関節の動きを滑らかにしている組織)がすり減り、骨が変形してきます。スポーツや重労働が病気の進行の原因となります。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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「肘が痛い」とはどのような症状ですか?
肘のまわりに痛みを感じます。原因によって痛みの感じ方や強まり方が異なります。
肘が痛い場合にセルフチェックはできますか?
原因によって異なります。例えば、肘の使い過ぎや外傷が原因の場合には自身で応急手当もできますが、なるべく早く医師の診察と治療を受けましょう。
肘が痛い原因や考えられる病気には何がありますか?
スポーツや仕事による肘の使い過ぎや、骨折や脱臼などのケガが原因として考えられます。また、首などの神経の障害が原因の場合もあります。
肘の痛みの原因ががんである可能性はありますか?
多くはありませんが、骨に出来た転移性骨腫瘍による痛みの可能性はあります。
肘の痛みがなかなか治らない場合、どのような病気が考えられますか?
肘の痛みが続く場合には、骨折や腱鞘炎など適切な治療を受けないと、その後も症状が改善しない病気の可能性があります。
肘の骨の内側を押すと痛みがあるとき、どのような病気が考えられますか?
肘の内側を押して痛いときには、ゴルフ肘と呼ばれる上腕骨内側上顆炎や肘部管症候群、変形性肘関節症などの病気が考えられます。
肘を伸ばした時に痛みを感じる場合には、どのような病気が考えられますか?
ケガの後から肘を伸ばすときの痛みを感じる場合には、骨折の可能性があります。
肘が痛い場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
肘に強い痛みがある場合や、肘に負担をかけず数日安静にしていても痛みの改善がみられない場合には、整形外科を受診しましょう。
肘が痛い場合の治療や予防方法には何がありますか?
原因によって異なります。例えば、肘の酷使が原因で痛みが生じている場合は、安静・ストレッチ・サポーターの使用により、症状の改善や再発防止ができます。
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