肘が痛い状況が続く場合、病院に行くべきですか?
痛みが続く場合には一度整形外科を受診しましょう。
肘の痛みは、治療を行わないことによって状況が悪化していく場合があります。
特にスポーツを盛んに行う成長期のお子さんや、中高年で骨粗鬆症の可能性がある場合に注意が必要です。
成長期のお子さんの場合
成長期にはさまざまな骨で成長がみられます。急に成長していくため部分的に構造が弱いところがありますが、盛んにスポーツを行うことでその部分に負荷がかかりすぎてしまいます。代表的な病気に野球肘があり、この病気の治療は肘の安静です。気づかずに運動を続けることで病気が悪化し、手術が必要になってしまうこともあります。
中高年で骨粗鬆症の可能性がある場合
骨粗鬆症になってしまうと、少しのケガで骨折してしまうことがあります。肘のまわりには3種類の骨がありますが、骨折の仕方によっては腫れや内出血がほとんど起こらない場合もあります。このため、骨折に気が付かずに動かし続けてしまうと、状況が悪化してしまうことがあります。
上記のような場合以外にも、適切な治療を行わなければなかなか状況が改善しない場合もあります。肘の痛みが続く場合には、一度整形外科を受診して正確な診断を受けましょう。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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