疝痛の治療や予防方法には何がありますか?
治療はまず鎮痛剤で痛みを和らげ、適宜根本的な治療を行い、予防には水分摂取や食生活の改善が重要です。
疝痛の治療は、発作時の痛みを管理することから始まります。
発作時の治療
激しい痛みには、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)やその他の痛み止めを使用して、適宜、漢方薬や尿管や腸などの管腔臓器の収縮を緩める薬剤なども用いられます。
原因の治療(尿路結石の場合)
- 保存的治療:小さな結石(10mm未満)は自然排石が期待できるため、経過観察が行われます。排石を促す薬が使われることもあります。
- 積極的治療:薬物療法で疼痛や感染の管理が困難な際には、尿管ステント(ストロー状の管)を留置することや、腎瘻造設(皮膚から直接腎盂に管を通すこと)による腎盂の減圧を行います。その後、落ち着いたところで結石を除去する治療を行います。
再発予防
尿路結石は再発率が高いため、再発予防が重要です。1日2L以上の尿量を確保するために十分な水分を摂取し、動物性タンパク質・塩分・シュウ酸の過剰摂取を控える食生活の改善が推奨されます。
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(参考文献)
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最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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