「疝痛」とはどのような症状ですか?
内臓の平滑筋が異常収縮することで、周期的に激しい痛みが現れ、波のように強弱を繰り返す腹痛です。
「疝痛(colic)」は、胃や腸、胆道、尿路など、平滑筋を持つ管状または空洞状の臓器が、異常に拡張され、平滑筋の異常な収縮(痙攣や蠕動運動の活性化)が起こることで発生する内臓痛の一種です。
痛みの性質
激しい痛みが突然始まり、一時的に和らいだ後に再び強くなるという、波状的な痛みが繰り返されるのが特徴です。
随伴症状
冷や汗、吐き気、嘔吐などを伴うことが多く、これは痛みの原因が自律神経を介して伝わる内臓痛であり、自律神経が消化器系の臓器とも関連しているためです。
他の痛みとの区別
腹膜などが刺激されて起こる、局所的で鋭い「体性痛」とは異なり、痛みの部位がピンポイントというよりは、やや漠然としたものとして感じられることが多いです。
「疝痛」について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
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公開日:
最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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