巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)の場合、主にどのような治療をしますか?
主にステロイドの飲み薬で治療します。ステロイドが効かない場合や症状が再燃した場合には、生物学的製剤や免疫抑制薬を併用して治療します。
巨細胞性動脈炎の治療法は大きく分けて以下の二つがあります。
- ステロイド
- 免疫抑制薬
一方、目の症状、神経の症状がある場合は失明など重篤な合併症のリスクが高いため、大量のステロイドを3日間点滴で間欠的に投与するパルス療法を行った後、プレドニゾロンにて治療を行うこともあります。
ステロイドが効かない場合、ステロイドを減らすと再発してしまう場合、副作用のためにステロイドを早めに減らす必要がある場合では、免疫抑制薬であるシクロホスファミド、アザチオプリンやトシリズマブなどが用いられます。
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最終更新日:
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
日本循環器学会他.“血管炎症候群の診療ガイドライン(2017年改訂版)”.日本循環器学会.https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/JCS2017_isobe_h.pdf,(参照 2024-06-28).
シオノギファーマ.“プレドニン錠5mg”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2456001F1310_4_04/,(参照 2024-06-28).
塩野義製薬.“注射用エンドキサン100mg/500mg”.日本医薬情報センター.https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00047776.pdf,(参照 2024-06-28).
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