巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)は膠原病ですか?

巨細胞性動脈炎は、膠原病に分類される病気です。

解説

巨細胞性動脈炎の原因は現在のところ不明です。しかし、大動脈とその枝の大きな動脈に生じる動脈炎であり、ステロイドが効くことから、自身の正常な細胞を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患の一種の膠原病であると考えられています。

発症するのは通常50歳以上で、60~70歳代の患者さんが最も多いことから、加齢が原因のひとつになり得ると考えられます。
男性よりも女性の方が約2倍ほど発症しやすいとされています。
日本人を含むアジアでは発症が少なく、欧米の白人に多い病気です。

公開日

最終更新日

亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科

小田 修宏 監修

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巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)

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「巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)」とはどのような病気ですか?

頭や首の大型〜中型の動脈に慢性的な炎症を起こす病気で、しばしば側頭動脈に炎症を起こします。

巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)の原因は何がありますか?

原因不明の病気ですが、ステロイドによる治療が効果的であるため、免疫の異常が発症に関わると考えられています。

巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)ではどのような症状がありますか?

全身の炎症による発熱・体重減少・倦怠感や、血管が詰まることによる頭痛・視力低下・視野障害・あごの痛みなどがあります。

巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)には初期症状はありますか?

頭痛や発熱・視力低下・視野障害が初期症状として認められることが多いです。

巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)の場合、主にどのような治療をしますか?

主にステロイドの飲み薬で治療します。ステロイドが効かない場合や症状が再燃した場合には、生物学的製剤や免疫抑制薬を併用して治療します。

巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

リウマチ科や膠原病内科を受診しましょう。複視が生じた場合には早急に医療機関を受診してください。

巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)は、何歳くらいで発症しますか?

病気の原因は不明で、主にに50歳以上で発症し、60~70歳代に最も多いとされています。

巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)の検査方法は何ですか?

慢性炎症を起こした動脈の一部を採って、顕微鏡で血管を観察し、巨細胞と血管の炎症を検査します。

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