急にこめかみの血管が浮き出てきた場合、巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)ですか?
血管が浮くだけでは巨細胞性動脈炎とは限りません。
急にこめかみの血管が浮き出ても、それだけで巨細胞性動脈炎とは判断できません。巨細胞性動脈炎では、こめかみの血管の異常がみられることがありますが、診断でより重要なのは、50歳以上での新しい頭痛、頭皮の痛み、あごがだるい・痛い(顎跛行)、見えにくさや視力低下、発熱や体重減少などを伴うかどうかです。
また、側頭動脈は巨細胞性動脈炎以外にも、動脈硬化、血管のこぶ、石灰化、ほかの血管病変などで異常を示すことがあります。さらに、皮下脂肪が少ない、加齢、体格、運動後などでも血管が目立つことはあります。したがって、「血管が見える」こと自体は非特異的です。
ただし、急な視力低下や見えにくさ、新しい強い頭痛、あごの痛み、頭皮の痛みを伴う場合は、巨細胞性動脈炎の可能性があり、当日中の受診が望まれます。巨細胞性動脈炎は視力障害を起こしうるため、疑わしい症状が揃うときはすぐに受診してください。
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(参考文献)
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虎の門病院分院 腎センター内科・リウマチ膠原病科 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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