巨細胞性動脈炎(側頭動脈炎)は若い人でもなりますか?
若い人でもゼロではありませんが、巨細胞性動脈炎はかなりまれです。
巨細胞性動脈炎は、基本的に50歳以上に起こる病気です。2022年のACR/EULAR分類基準でも、診断時50歳以上が必須条件とされており、典型例は高齢者にみられます。
若い人に起こることはゼロではありませんが、かなりまれです。分類基準作成時の大規模データでは、GCA患者942人のうち50歳未満は7人未満(1%未満)でした。若年者でこめかみの血管炎のように見える場合は、巨細胞性動脈炎ではなく、若年性側頭動脈炎など、別の病気が含まれることもあります。
そのため、50歳未満なら巨細胞性動脈炎の可能性は低い一方、50歳以上で新しい頭痛、こめかみの痛み、あごのだるさ、見えにくさがあれば疑う価値があります。特に視力症状がある場合は、年齢にかかわらず早めの受診が必要です。
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(参考文献)
Salvarani C, et al.. Polymyalgia rheumatica and giant-cell arteritis. N Engl J Med. 2002, 347, 261-71.
Ponte C, et al. 2022 American College of Rheumatology/EULAR Classification Criteria for Giant Cell Arteritis. Arthritis Rheumatol. 2022, 74, 1881-1889.
Nesher G, et al. Vasculitis of the temporal arteries in the young. Semin Arthritis Rheum. 2009, 39, 96-107.
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虎の門病院分院 腎センター内科・リウマチ膠原病科 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
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