10代や20代などの若年層でも大腸ポリープになるリスクはありますか?
10代や20代の若い方でも大腸ポリープになる可能性はあります。
10代や20代の若い方でも大腸ポリープになる可能性はあります。
通常の大腸ポリープ(腺腫)は30〜40歳ごろから発生し始め、加齢とともにその発生率は高くなると言われています。そのため、10代や20代で大腸ポリープができる可能性は非常に低いです。
ただし、家族性大腸腺腫症という病気により、それよりも早くポリープができやすくなる場合があります。この場合には、10代や20代でも大腸ポリープができる可能性が十分にあります。
家族性大腸腺腫症は遺伝性の病気のため、家族に若くして大腸がんを発症していたり、同じ病気を持った家族がいる場合には注意が必要です。放置するとほぼ100%大腸がんを発症するため、この病気が見つかった場合は予防的に大腸を取る手術を行う場合があります。
また、幼児や小児に発生することが多い若年性ポリープ(過誤腫性ポリープ)と呼ばれるポリープもあります。このポリープの場合、出血や腸重積の原因となることがありますが、がん化する可能性は低いと言われています。
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最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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大腸ポリープとはどのような病気ですか?
大腸の表面にある粘膜がイボのように盛り上がる病気です。
大腸ポリープができやすいのはどのような人ですか?
40歳以上、男性、肥満、高脂血症、糖尿病、家族に大腸ポリープになった人がいる、といった方が発症しやすいです。
大腸ポリープを放置しておくとどうなりますか?
ポリープの種類によっては、大腸がんになることがあります。
大腸ポリープではどのような症状が見られますか?
無症状の場合がほとんどです。ただし、ポリープの場所によっては血が混じった便が出たりすることがあります。
大腸ポリープはどのようにして診断しますか?
内視鏡検査や、CTやMRIといった画像検査で診断します。
大腸ポリープが疑われる時は、何科を受診するとよいですか?
消化器内科や肛門科を受診しましょう。
大腸ポリープの疑いがある時は、どのような検査を行いますか?
便潜血検査(べんせんけつけんさ)や内視鏡検査を行います。
大腸ポリープはどのように治療しますか? 切除は必要ですか?
基本的には内視鏡で切除して治療します。
大腸ポリープはどのように切除しますか? 合併症はありますか?
大腸内視鏡で切除する場合が多いです。合併症としては、出血や穿孔などが起こることがあります。
大腸ポリープの切除後は、どのような食事を食べるとよいですか?
消化の良い食べ物を摂るようにしましょう。
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