30代でも大腸がんになる?生存率は年齢別に違う?20代でも大腸ポリープになる?
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10代や20代などの若年層でも大腸ポリープになるリスクはありますか?
10代や20代などの若年層でも大腸ポリープになるリスクはありますか?
10代や20代の若い方でも大腸ポリープになる可能性はあります。
10代や20代の若い方でも大腸ポリープになる可能性はあります。
通常の大腸ポリープ(腺腫)は30〜40歳ごろから発生し始め、加齢とともにその発生率は高くなると言われています。そのため、10代や20代で大腸ポリープができる可能性は非常に低いです。
ただし、家族性大腸腺腫症という病気により、それよりも早くポリープができやすくなる場合があります。この場合には、10代や20代でも大腸ポリープができる可能性が十分にあります。
家族性大腸腺腫症は遺伝性の病気のため、家族に若くして大腸がんを発症していたり、同じ病気を持った家族がいる場合には注意が必要です。放置するとほぼ100%大腸がんを発症するため、この病気が見つかった場合は予防的に大腸を取る手術を行う場合があります。
また、幼児や小児に発生することが多い若年性ポリープ(過誤腫性ポリープ)と呼ばれるポリープもあります。このポリープの場合、出血や腸重積の原因となることがありますが、がん化する可能性は低いと言われています。
大腸がんの発生率や余命(生存率)は年齢別に異なりますか?
大腸がんの発生率や余命(生存率)は年齢別に異なりますか?
大腸がんの発生率は高齢になるほど高く、生存率は若年者のほうが高い傾向があります。
一般的には、大腸がんの発生率は年齢に伴い増加します。生存率は年齢が低い方が高い傾向があります。
大腸がんの発生率は、30代では男女ともに10万人あたり10人ほどですが、80代では男性では10万人あたり480人、女性では10万人あたり300~350人ほどと報告されています。
その他の年齢帯も含めて、年齢が上がるにつれて、発生率は増加する傾向があります。
生存率について、ノルウェーの研究によると、65歳未満の5年生存率は59%、80歳以上は24%と推定されています(1998年11月報告)。
また、中国の研究によると、3.3~6.5年の観察期間における全生存率は18歳~44歳で77.1%、44歳から80歳で74.2%と報告されており、有意差はなかったものの、ⅠからⅣまでのすべてのステージにおいて、18~44歳の方が生存率が高い傾向があったと報告されています(2022年10月報告)。
50歳以上での大腸がん発生率は低下しているものの、50歳未満での大腸がん発生率は上昇していると報告されています。
便に血が混じるなどの症状がみられた場合には、年齢に関係なく、一度医療機関を受診するようにしましょう。
(参考文献)
30代で大腸がんの可能性はありますか?
30代で大腸がんの可能性はありますか?
多くはありませんが、30代で大腸がんになることもあります。
大腸がんの年齢階級別罹患率をみると、30~39歳で大腸がんとなるのは10万人当たり、男性6.8~14.9人、女性5.7~13人です。高齢になるほど罹患率(大腸がんと診断される割合)は増加するため、患者全体でみるとあまり多くはありませんが、30代での発症もあり得ます。
また、生まれながらに持っている遺伝子の異常が原因で大腸がんが発生することがあります。その場合には比較的若年の発症が多いとされており、血縁者に大腸がんの多い方は、定期的な大腸内視鏡検査をおすすめします。
(参考文献)
大腸癌研究会. 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版 第4版. 金原出版. 2022
大腸癌研究会. 大腸癌治療ガイドライン 医師用 2022年版. 金原出版. 2022
公益財団法人がん研究振興財団.“がんの統計 2022”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/qalinks/report/statistics/2022jp.html,(参照 2024-02-02).
国立研究開発法人国立がん研究センター.“がん種別統計情報 大腸”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/67_colorectal.html,(参照 2024-02-05).
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横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
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