くさび状欠損が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
しみる症状が強くなったり続いたりするときや、根元のくぼみが気になるときが目安です。
くさび状欠損が気になったときに、医療機関への相談を考える目安を説明します。
くさび状欠損で受診を考えたい変化
次のような変化は、相談を考えるきっかけになります。
- しみることが増えてきた
- しみる痛みが強くなった、または続くようになった
- 歯と歯ぐきの境目のくぼみや段差が目立ってきた
- しみる部分を避けて歯みがきをするようになった
歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物や甘いもの、風にあたったりしたときに感じる一時的な痛みは、知覚過敏とよばれます。症状が続くようであれば、早めに相談することがすすめられています(山形県口腔保健支援センター)。
しみる症状が続くときに受診を考えたい理由
一時的な痛みでも、強くなったり続いたりすると、痛みのせいで歯みがきがしにくくなり、歯垢(プラーク)を十分に取り除けなくなります。その結果、むし歯や歯周病を引き起こしたり悪化させたりすることがあり、歯垢が出す酸によって知覚過敏がさらに悪化するとされています(山形県口腔保健支援センター)。また、象牙質が露出する原因には、噛み合わせの異常、歯周病の進行、強い力での歯みがき、加齢などもあるとされており(山形県口腔保健支援センター)、しみる症状の原因がくさび状欠損とは限りません。
くさび状欠損の相談の前に整理しておきたいこと
くさび状欠損の診断や対応を行う主な診療科は歯科です。くさび状欠損には、歯みがきによるすり減り、酸による歯の溶解、噛み合わせの力などの要因が関わると考えられています(口腔衛生学会雑誌に掲載された研究)。研究では、歯みがきの回数や力の強さ、みがき方、歯ブラシの毛のかたさ、歯ぎしりの有無などを聞き取って調べています(口腔衛生学会雑誌に掲載された研究)。普段の歯みがきの力やみがき方、歯ぎしりを指摘されたことがあるかなどを整理しておくと、相談の際に伝えやすくなります。
痛みの有無だけで判断せず、見た目の変化に気づいた段階で医療機関へのご相談をご検討ください。
くさび状欠損について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
高野知承ほか. 非う蝕性歯頸部欠損と歯磨き習慣, 咬合力, 咬合接触面積および平均圧力との関係. 口腔衛生学会雑誌. 2007, 57, 613-621.
山形県口腔保健支援センター「「知覚過敏」って何?」(青年期・壮年期シリーズvol.18)https://www.pref.yamagata.jp/documents/17944/hys.pdf.(参照 2026-10-22).
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無所属 歯科衛生士
佐藤 綾希子 監修
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