多発性嚢胞腎になった場合、余命や寿命はどのくらいですか?
多発性嚢胞腎の方の余命や寿命については、現時点では明らかなデータはありません。
多発性嚢胞腎の方の余命や寿命は、現時点では明らかになっていません。
患者さんの予後(病気や治療の経過・結末についての見通し)は、それぞれの病気の進行状況や合併症の有無などによって異なります。
常染色体顕性多発性嚢胞腎(Autosomal Dominant Polycystic Kidney Disease:ADPKD)
成人で発症する常染色体顕性多発性嚢胞腎というタイプでは、60歳ごろまでに約半数の方が末期の腎不全になると言われています。しかし、血液透析や腎移植が一般化したことによって、尿毒症が原因で亡くなる方はかなり減少しています。
ADPKDの主な死因には、心筋梗塞やうっ血性不全などの心血管障害、感染症、脳血管障害があり、これらの合併症の進展を予防するための治療が重要です。
常染色体劣性多発性嚢胞腎(Autosomal Recessive Polycystic Kidney Disease:ARPKD)
産まれた時に発症することが多い常染色体劣性多発性嚢胞腎は頻度が低い病気であり、重症の肺の発育不全を伴う場合は生後1ヶ月以内に亡くなる場合があります。
それ以外の場合は、長期の生存が見込まれ、末期腎不全への進行するのは、生後5年で14%、10年で29%、20年で58%との報告があります。腎機能障害などの状態や程度によって経過はさまざまです。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
多発性嚢胞腎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。