パーキンソン病の症状が進行するとどうなりますか?
パーキンソン病が進行すると1人で立つことや歩くことが出来なくなり、日常生活に介助が必要になります。また認知症を合併することもあります。
長期間パーキンソン病を罹患している(病気にかかる)と、症状は進行していきます。
また、徐々に薬が効く時間が短くなるウェアリングオフや、薬の血液中の濃度が高くなるときに不随意運動(勝手に体が動いてしまう)が起こってしまうピークドーズジスキネジアなど、治療に難渋することが増えてきます。これにより、ご自身で立って歩くことが難しくなり車椅子生活になったり、場合によっては寝たきりになってしまったりすることもあります。
食事を摂ることが難しくなる可能性もあり、胃瘻(皮膚から胃まで穴をあけ、胃に直接アクセスできるようにしたもの)を作り栄養を入れるかどうかという提案がされることもあるでしょう。
また、認知症を合併するケースもあります。
事前に患者さんとよく相談し、胃瘻が必要になったらどうするのかなどを含め、意思を確認しておくことが大切であると考えます。日常生活に介助が必要となりますので、ご家族だけでなく、福祉の力も借りていくことが必要です。主治医とよく相談しましょう。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
パーキンソン病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ