掌蹠膿疱症骨関節炎で入院が必要になることはありますか?
一般的にはほとんどないと思われます。
掌蹠膿疱症骨関節炎で入院が必要になることは、一般的にほとんどないと思われます。
掌蹠膿疱症のうち約10~30%の患者さんでは、掌蹠膿疱症性(骨)関節炎という骨・関節の炎症による痛みを伴うことがあります。
特に胸鎖関節という、鎖骨が胸骨(胸の真ん中にある板状の骨)につながる関節での炎症が多いといわれており、ほかに仙腸関節という骨盤の後ろ側にある関節や背骨に炎症を起こして痛みが出ることがあります。
骨関節炎においては、掌蹠膿疱症に対する塗り薬だけでは効果が乏しいことが多く、ロキソプロフェンNaなどNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の飲み薬がよく用いられます。それ以外には、アプレミラストや生物学的製剤といった、掌蹠膿疱症に保険適用があり全身性に作用する薬剤が効果を示すこともあります。これらの治療は一般的に外来通院で行われ、入院まで必要となることはほとんどないと思われます。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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