骨髄異形成症候群(MDS)の末期症状はどのようなものですか?
血球減少による感染症や出血といった致命的な症状が起こる場合や、急性白血病になることがあります。
骨髄異形成症候群(MDS)末期には貧血、血が出やすい、病気にかかりやすいなどの症状があらわれることがあります。
貧血
赤血球の数が減ってしまうため、息切れや疲れやすさ、顔が青白いなどの症状があらわれます。
血が出やすい
血小板の数が減少することで、鼻血、歯ぐきからの出血、あざが見られることがあります。
感染症にかかりやすい
白血球が減少し、繰り返し感染症にかかりやすくなります。また、感染症にかかった場合には治癒しにくくなり、致命的になることがあります。
腹部の苦しさや不快感
脾臓や肝臓が腫れることがあり、腹部の苦しさや不快感を引き起こすことがあります。
MDSの方のうち10~20%が急性骨髄性白血病(AML)へと進行することがあります。AMLに進行すると、短い時間で症状が悪化し、治療が難しくなることがあります。
公開日:
最終更新日:
名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科
秋田 直洋 監修
(参考文献)
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