骨髄異形成症候群(MDS)で治療しないとどうなりますか?

貧血、感染症、出血などの症状や合併症が発生し、生命に影響を及ぼすことがあります。ただし、病状によっては対症療法のみで経過をみる場合があります。

解説

骨髄異形成症候群(MDS)の治療を行わない場合、以下のような症状・合併症が発生します。
ただし、無症状の場合やリスクが低い場合には、直ちに治療はせずに経過を見守ることもあります。
MDSの診断を受けた場合は、病状に合わせた最適な治療計画を立てることが重要です。

貧血

疲れやすさ、息切れ、頭痛、顔が青白いなどの症状があらわれます。

感染症にかかりやすい

白血球、特に好中球の数が減少し、病気に対する免疫力が低下します。これにより、感染症にかかりやすくなります。

血が出やすい

血小板の減少や機能が落ちることで、血が出やすくなります。鼻血や歯茎からの出血が起こり、あざができやすくなります。

急性骨髄性白血病(AML)への進行

急性骨髄性白血病(AML)へと進行することがあります。

治療を行わない場合、全身にさまざまな症状があらわれ、急速に進行することもあり、合併症によっては生命に影響を及ぼすことがあります。

公開日

最終更新日

名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科

秋田 直洋 監修

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(参考文献)

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骨髄異形成症候群 (MDS)

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関連するQ&A

骨髄異形成症候群(MDS)の診断基準は何ですか?

臨床症状や血液検査の値、骨髄検査、染色体検査、他の病気の除外により診断されます。

骨髄異形成症候群(MDS)で輸血した場合の生存率はどれくらいですか?

輸血は根治治療ではなく、症状を和らげる(血液細胞の減少への)治療であり、生存率とは直接関係ありません。

骨髄異形成症候群(MDS)は急変するどうなりますか?

出血や、感染症ために、生命に影響する状態になることがあります。

骨髄異形成症候群(MDS)の末期症状はどのようなものですか?

血球減少による感染症や出血といった致命的な症状が起こる場合や、急性白血病になることがあります。

骨髄異形成症候群 (MDS)の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

感染対策や健康な食生活、怪我や出血の予防、運動などが重要です。

骨髄異形成症候群 (MDS)で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

薬が効かない場合は、別の薬への変更、造血細胞移植、支持療法などが選択されます。

骨髄異形成症候群 (MDS)は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

症状に応じた治療、病状を改善する薬物療法や化学療法を行います。副作用が薬剤にごとにそれぞれみられます。

骨髄異形成症候群 (MDS)のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

骨髄異形成症候群 (MDS)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

内科(血液内科)を受診しましょう。

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