骨髄異形成症候群 (MDS)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
MDSが疑われる場合、まずかかりつけ医への相談をご検討ください。必要に応じて血液専門の医療機関へ紹介されます。
骨髄異形成症候群(MDS)は血液の病気であり、診断や治療には専門的な検査が必要です。ここでは、MDSが疑われるときの受診先や検査の流れについて解説します。
骨髄異形成症候群(MDS)とは
骨髄異形成症候群(MDS)は、骨髄(骨の中心にあり、血液細胞をつくる場所)にある造血幹細胞(すべての血液細胞のもとになる細胞)に異常が生じ、正常な血液細胞がつくられなくなる病気の総称です(国立がん研究センター)。赤血球・白血球・血小板といった血液細胞が、1種類または複数の種類にわたって減少することが特徴とされています(日本血液学会)。
骨髄異形成症候群(MDS)の症状
MDSでは、減少する血液細胞の種類によって、さまざまな症状が現れることがあります(国立がん研究センター)。
ただし、症状がほとんどない場合もあるとされています(国立がん研究センター)。
骨髄異形成症候群(MDS)が疑われるきっかけ
MDSは、健康診断などの血液検査で血球の異常(貧血や白血球・血小板の減少など)が偶然見つかることで疑われるケースが多いとされています(国立がん研究センター)。自覚症状がないまま発見されることも少なくありません。
骨髄異形成症候群(MDS)の検査と診断の流れ
MDSの確定診断には、骨髄検査が必要となります(国立がん研究センター)。骨髄検査には、骨髄穿刺(こつずいせんし:骨髄液を採取する検査)と骨髄生検(こつずいせいけん:骨髄組織の一部を採取する検査)があり、骨髄の中の細胞の形や状態を直接調べ、診断します。また、染色体検査やゲノム変異の解析も診断において重要な役割を果たしています(日本血液学会)。
骨髄異形成症候群(MDS)の疑いがあるときは
血液検査で異常を指摘された場合や、貧血・出血・発熱といった症状が続く場合は、まずかかりつけの医師に相談することが大切です。必要に応じて、血液の病気を専門とする医療機関を紹介されます。気になる症状があるときは、早めに医療機関への受診をご検討ください。
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(参考文献)
宮﨑泰司ほか.“骨髄異形成症候群診療の参照ガイド 令和 4 年度改訂版 ”.特発性造血障害に関する調査研究班.http://zoketsushogaihan.umin.jp/file/2022/Myelodysplastic_Syndromes.pdf,(参照 2026-08-14).
日本血液学会.ホーム|造血器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版)|一般社団法人 日本血液学会.日本血液学会,URL:https://www.jshem.or.jp/gui-hemali/table.html,(参照 2026-08-14).
がん情報サービス.“骨髄異形成症候群について”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/cancer/MDS/index.html,(参照 2026-08-14).
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埼玉医科大学総合医療センター 小児科
井上 信明 監修
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