骨髄異形成症候群 (MDS)ではどのような症状がありますか?
貧血による疲労感、白血球減少による免疫力の低下、血小板減少による出血のしやすさなどがあります。
骨髄異形成症候群(MDS)の症状は、血液の細胞(赤血球・白血球・血小板)のどれに問題があるかによって異なります。
一般的に以下のような症状があります。
貧血
赤血球が不足すると、酸素を全身に送りにくなります。これにより、息切れ、冷感、または顔が青白くなるなどの症状がでることがあります。
病気にかかりやすい
白血球、特に好中球の数が減少すると、体の免疫力が低下します。その結果、頻繁に感染症になったり、治りにくくなったりします。
血が出やすい
血小板の数が減ると、血液が固まりにくくなります。そのため、鼻血、歯茎からの出血、血が止まらないなどが起こることがあります。
あざ
血小板の減少により、皮膚に紫斑と呼ばれる小さなあざがあらわれることがあります。
疲れやすい
赤血球減少による貧血で、日常生活においても疲れやすくなります。
MDSの初期症状は他の病気でも見られることが多いため、他の病気と間違えられることがあります。そのため、これらの症状が続く場合は、医師に相談し適切な診断を受けることが重要です。
公開日:
最終更新日:
名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科
秋田 直洋 監修
(参考文献)
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骨髄異形成症候群 (MDS)
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