腹腔内膿瘍
「腹腔内膿瘍」とは腹腔内にある臓器で起こった感染や炎症が周囲に広がり、不快感や痛み、倦怠感や発熱が生じる病気です。消化器科で画像検査や膿を穿刺吸引し、感染している病原菌を特定します。病原菌の特定後、抗菌薬を使用して膿を排出させます。膿瘍のある部位により痛み方や症状も変化するため、部位の特定が重要です。
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
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もっと見る病気について
腹部臓器の病気や消化器臓器の術後に感染し、炎症が広がる病気です。部位により症状や痛みは異なり、多くは腹痛や発熱を伴います。
10〜40%です。膿瘍の位置などが原因ではなく、元々の基礎疾患や膿瘍による臓器の損傷が死亡原因となります。
腹腔内膿瘍は重症化すると命に関わることがあり、重症敗血症となると10〜40%の人が亡くなるとされています。
腹腔内膿瘍は放置すると重い感染や臓器障害を起こし命に関わることがあります。
お腹の中にたまった膿を体の外に逃がす処置です。
お腹の中にたまった膿を排出するためにドレナージと呼ばれる処置が行われます。
症状について
虫垂炎や憩室炎、腹部のケガ、腹部の術後の感染、がん、潰瘍により発症します。
部位によりますが、腹部では腹痛、発熱を認めます。さらに、腹腔後部や脾臓では腰痛、骨盤内では尿意切迫感、下痢を伴います。
倦怠感や発熱を起こします。その他の症状では、食欲不振や吐き気、体重減少が見られることがあります。
解説欄をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけで腹腔内膿瘍の可能性をチェックすることもできます。
腹腔内膿瘍は進行すると血圧低下や意識障害といった全身症状を引き起こすことがあります。
治療について
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