腹腔内膿瘍の腹腔ドレナージとは何ですか?
お腹の中にたまった膿を体の外に逃がす処置です。
腹腔内膿瘍の腹腔ドレナージとは、お腹の中にたまった膿を体の外に排出する処置です。
腹腔内膿瘍とは細菌感染により、お腹の中に膿のかたまりができる病気です。
抗生物質で治療を行いますが、それだけでは不十分であることが多く、ドレナージの処置が必要となります。
具体的には、皮膚から針を刺して細い管(カテーテル)をお腹の膿瘍に挿入し、膿を体の外に排出します。
局所麻酔で行うことができ、全身麻酔の手術より体の負担は少ないとされています。
処置中は麻酔を行うため強い痛みは出ないことが多いですが、ドレナージを留置したあとは、チューブが動くときや抜くときなどに痛みが出ることがあります。
膿瘍の大きさや位置、患者さんの状態によっては、手術が必要となる場合もあります。
また、出血などの合併症が起こる場合があります。
腹腔内膿瘍に対する腹腔ドレナージについて詳しく知りたい方は、医療機関に相談してみましょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
Parswa Ansari et al.“腹腔内膿瘍”.MSDマニュアル.https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/01-%E6%B6%88%E5%8C%96%E7%AE%A1%E7%96%BE%E6%82%A3/%E6%80%A5%E6%80%A7%E8%85%B9%E7%97%87%E3%81%A8%E6%B6%88%E5%8C%96%E5%99%A8%E5%A4%96%E7%A7%91/%E8%85%B9%E8%85%94%E5%86%85%E8%86%BF%E7%98%8D,(参照 2025-04-16).
幕内 雅敏ほか. 今日の消化器疾患治療指針 第3版. 医学書院. 2010
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