1ヶ月健診でなんらかの問題にひっかかった場合、どのような対応が必要ですか?
担当医から検査結果の詳細と、具体的な対応策を説明してもらいましょう。
赤ちゃんに健康上の問題が見つかった場合は、医師の指示に従い対応しましょう。追加の検査や専門医の診察を受ける必要がある場合もあります。
1ヶ月健診でなんらかの問題が指摘された場合、対応は問題の内容や重症度に応じて異なりますが、まず医師から説明があります。問題点が一時的または軽微なものであれば、生活習慣の見直し(例えば体重増加不良なら哺乳方法の見直しなど)や経過観察を指示されることが多く、次回の受診時期が指示されます。
一方で、体重の増加が著しく悪い、黄疸が長引いている、股関節を動かせる範囲が制限されている、心雑音など、精密検査が必要と判断された場合は、病院の小児科や専門外来への紹介が行われ、専門医による詳細な診察や検査を後日受けることになります。ただし、緊急性が高いと判断された場合は、速やかに専門医療機関を受診するよう指示されます。
発達や発育に関する不安がある場合は、保健師や地域の子育て支援機関と連携して、経過観察や支援が行われることもあります。医療機関での評価と並行して、家庭での対応方法や育児支援が提示されます。
新生児期は、身体の変化が著しいため、1回の検査では判断できず、経過観察が必要となることも多くみられます。重要なのは、医師の指示をよく理解し、指示された検査や受診を先延ばしにしないことです。健診は病気や異常を早期に発見し適切な対応をとるための大切な機会です。気になる点があれば遠慮せず相談する姿勢も大切です。不安を抱え込まず、自治体や医療機関と積極的に連携しましょう。
国立国際医療研究センター国際医療協力局 小児科
井上 信明 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
乳幼児健康診査(検査:1ヶ月健診)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ