1ヶ月健診で母親が医師に聞いておくとよいことには、どのようなものがありますか?
育児をはじめて気になる点が出てきたら、相談するといいでしょう。
育児をはじめて気になることがあれば、健診の機会に相談するとよいでしょう。以下に具体例を紹介します。
授乳や栄養
母乳やミルクの飲み方・量、授乳間隔の目安、混合栄養のバランスなど、体重増加と関連づけてアドバイスを受けましょう。
排泄
回数、便秘気味、下痢気味、色や匂いが気になるといった場合には相談するとよいでしょう。便の色については、母子健康手帳に挿入されている便色カードも参考にするとよいでしょう。
皮膚
乳児湿疹、おむつかぶれなど皮膚トラブルへの対処法や、へその緒が取れたあとのケアや異常の有無、生まれつきのあざに関することなど、気になることがあれば相談しましょう。沐浴や保湿の仕方など、日常ケアの見直しにも役立ちます。
泣き方や睡眠についての悩み
昼夜逆転や夜泣きなど、育児疲れに直結する問題も話しておくと安心につながります。
予防接種
生後2ヶ月から本格的に始まる予防接種のスケジュールや、同時接種に関する疑問などを確認しておくと、準備がしやすくなります。
母親の体調
母親自身の体調の不安(出産後の出血(悪露)の状態、会陰や帝王切開の傷の回復具合、貧血など)は産婦人科での相談が推奨されます。「睡眠不足でつらい」「気分が落ち込みやすい」など、産後うつの兆候についても相談しておくと、必要な支援につながります。
1ヶ月健診は、赤ちゃんの健康だけでなく母親の不安や疑問を解消するよい機会です。遠慮せずメモを持参し、育児の中で感じた疑問点を解決しておくことも大切です。
国立国際医療研究センター国際医療協力局 小児科
井上 信明 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
乳幼児健康診査(検査:1ヶ月健診)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ