ナトリウムはどのくらいの数値から治療が必要になりますか?
数値だけでなく、症状の有無や進行速度で変わります。
ナトリウムの数値から判断される治療の必要性は、症状の有無や進行速度で変わります。
施設によって若干の誤差がありますが、日本臨床検査学会が定めるナトリウムの基準値は138~145mEq/Lです。
138mEq/Lを下回る場合は低ナトリウム血症、145mEq/Lを上回る場合は抗ナトリウム血症とされ、全身状態や進行速度なども参考に必要に応じて治療が行われます。
低ナトリウム血症では無症状なら経過観察や原因の改善を優先し、めまいや吐き気があれば水分制限や塩分補給が検討されます。
重症となり、けいれんや意識障害を伴う場合は緊急治療が必要です。
高ナトリウム血症では、口渇や脱水症状があれば経口補水や点滴が行われます。
重症で錯乱や昏睡を起こす場合、脳浮腫の発生を避けるため、段階的な水分補給を行います。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
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