赤血球の寿命はどのくらいですか?
通常、約120日とされています。
赤血球の寿命は、約120日です。骨髄で造られた赤血球は血液中を循環し、約120日働いた後に脾臓で壊されます。
1個の赤血球は120日間に血管内を500km移動し、心臓から全身を17万回循環するとも言われています。
赤血球の寿命が短くなる「溶血性貧血」と呼ばれる病気があり、通常は貧血や黄疸、脾腫などを認めます。
診断の際には網赤血球を測定します。これは赤血球産生の指標となる未熟な赤血球です。
溶血性貧血では免疫異常や遺伝子変異などが原因で赤血球が壊されるスピードが亢進します。
もし赤血球が産生されるスピードが破壊されるスピードに追いついている場合は貧血が起こらないため、溶血性疾患とは呼ばれません。
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
(参考文献)
成田 美和子 .“貧血の分類と診断の進め方”.日本内科学会雑誌第104巻第7号.https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/104/7/104_1375/_pdf,(参照 2025-04-15).
和田 秀穂.“溶血性貧血の症状と診断”.日本内科学会雑誌第107巻第3号.https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/107/3/107_487/_pdf,(参照 2025-04-15).
有屋田 健一 .“Hb / 血色素量(Hb / けっしきそりょう)”.厚生労働省.https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/metabolic/ym-074,(参照 2025-04-15).
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