心電図検査で引っかかる原因にはどのようなものがありますか?
不整脈や心臓の病気、お薬の影響などがあります。ただし、心電図で異常があっても、病的な意味はない場合もあります。
心電図検査で引っかかる主な原因は、リズムの異常と波形の異常です。
リズムの異常
通常、心臓は一定のリズムで動きますが、これが乱れているのがリズムの異常です。
時々脈が飛んでしまったり、異常な脈が増えてしまったり、常にバラバラに脈を打ったりするものなどさまざまな異常があります。
これらがいわゆる不整脈です。ただし、不整脈でも治療の必要のないものもあります。
波形の異常
波形の異常を起こす原因には、さまざまなものがあります。
具体的には、心臓の筋肉の壊死などによる電気の伝わりやすさの異常やミネラルバランスや薬剤による異常、心臓の大きさや形の異常などです。
治療介入できないものもありますが、これらがあることで、心血管疾患や死亡のリスクを上げる可能性があります。
ただし、心電図の異常が必ずしも病気を意味しているわけではなく、病的な意味のない異常もあるので注意が必要です。
公開日:
最終更新日:
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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