ProGRP基準値はどれくらいですか？

ProGRPの基準値やカットオフ値（※）は、検体の種類や測定条件などにより異なるため、施設ごとに基準が設定されています。そのため、検査を実施した施設や医療機関にご確認ください。

ご参考までに、ProGRP基準値について行われた研究結果では以下の通りに報告されています。

ProGRP基準値（カットオフ値）

• 血漿（※※）を使用する場合：19～61pg/mL（81pg/mL）
• 血清（※※）を使用する場合：16～53pg/mL（72pg/mL）

ただし、血清を用いる場合で分離後の保存時間が長い場合のカットオフ値は46pg/mLです。

※ProGRP異常（陽性）の判定の基準としては「カットオフ値」が用いられます。検査の数値をもって病気の有無を100％正確に判定することはできませんが、カットオフ値は、病気のある人とない人を最も効率よく見分けることができる境界の値が設定されます。これに対して「基準値」は、「健康な人で測定した場合に概ねこの範囲の数値が出る」という範囲です。

※※血液から赤血球や白血球などの血球を取り除いたものを血漿、血漿からフィブリノゲンという凝固成分を除いたものを血清と呼びます。