ビルダグリプチン・メトホルミン塩酸塩(エクメットⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
このお薬の主な副作用は、めまいや下痢などで、重い副作用として乳酸アシドーシスなどが挙げられています。
ビルダグリプチン・メトホルミン塩酸塩(エクメットⓇ)の主な副作用は、めまい・ふらつき、下痢や便秘などです。重い副作用として、乳酸アシドーシス(体に乳酸がたまりすぎて、血液が酸性に傾いてしまう状態)や肝炎などが挙げられていますので、以下のような症状の発現に注意してください。
重大な副作用
- 乳酸アシドーシス(頻度不明):嘔吐、腹痛、下痢、体がだるい、筋肉痛などの症状がみられます。
- 肝炎、肝機能障害、黄疸(頻度不明):体がだるい、吐き気、皮膚や白目が黄色くなるなどの症状がみられます。
- 血管浮腫(頻度不明):唇・まぶた・顔などが急に腫れる、 喉がつまり息苦しいなどの症状がみられます。
- 低血糖(頻度不明):冷や汗、血の気が引く、けいれん、意識が遠くなるなどの症状がみられます。
- 横紋筋融解症(頻度不明):手足のしびれやこわばり、筋肉痛などの症状がみられます。
- 急性膵炎(頻度不明):嘔吐、激しい腹部や背中の痛みなどの症状がみられます。
- 腸閉塞(頻度不明):便が出にくい、嘔吐、腹痛などの症状がみられます。
- 間質性肺炎(頻度不明):発熱、咳、息切れなどの症状がみられます。
- 類天疱瘡(頻度不明):水ぶくれが多数できる、赤くてかゆみを伴う発疹ができるなどの症状がみられます。
その他報告されている副作用(頻度:1~5%未満のもの)
- めまい・ふらつき
- 便秘、アミラーゼ増加、下痢、悪心
- 空腹
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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