ネシツムマブ(遺伝子組換え)(ポートラーザⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
このお薬の主な副作用は、発疹などの皮膚症状や食欲減退などです。
ネシツムマブ(遺伝子組換え)(ポートラーザⓇ)の主な副作用は、発疹などの皮膚症状や食欲減退などです。重い副作用として、低マグネシウム血症などが挙げられていますので、使用中は以下のような症状の発現に注意してください。
重大な副作用
- 動脈血栓塞栓症 (2.5%)、 静脈血栓塞栓症 (5.4%):嘔吐、激しい頭痛や胸痛、意識の低下、息苦しい、足の腫れや痛みなどの症状がみられます。
- Infusion reaction (1.1%):息苦しい、意識の低下、蕁麻疹、動悸などの症状がみられます。
- 低マグネシウム血症(26.4%):体がだるい、意識の低下、手足の筋肉が硬直するなどの症状がみられます。
- 間質性肺疾患(0.6%):咳、息苦しい、発熱などの症状がみられます。
- 重度の皮膚障害(8.3%):発熱、皮膚のただれ、水ぶくれ、かゆみ、痛みなどの症状がみられます。
- 発熱性好中球減少症(0.8%):発熱、寒気、喉の痛みなどの症状がみられます。
- 重度の下痢(1.1%):何度も水のような便が出る、腹痛、発熱などの症状がみられます。
- 出血(5.1%)
その他報告されている副作用(頻度:10%以上のもの)
- 食欲減退、口内炎
- 皮膚障害(発疹、ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、そう痒、皮膚亀裂、爪囲炎、手掌・足底発赤知覚不全症候群等)(78.5%)
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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