肺炎後の息苦しさ、何科を受診すべきか教えてください。
70代・女性のご相談
こんにちは。ご相談いただきありがとうございます。コロナ感染後に肺炎を経験され、治療を受けたにもかかわらず、息苦しさが続いているとのこと、本当にご心配ですよね。特に、坂道や階段、長時間の歩行、急な動作の際に呼吸が苦しくなると伺い、心配なお気持ちが伝わってきます。
現在の症状から考えられることをいくつかお伝えしますね。
1. 呼吸器の問題
息苦しさの原因として、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺線維症の可能性があります。COPDは主にタバコの影響で気道が狭くなり、呼吸がしづらくなる病気です。また、コロナやマイコプラズマ肺炎の影響で、肺が硬くなることも考えられます。
2. 心臓の問題
息苦しさが肺だけでなく、心臓の働きに関連している可能性もあります。特に、坂道や階段などで息苦しくなる場合は、心不全や狭心症なども考慮する必要があります。
3. 肺炎の後遺症
マイコプラズマ肺炎の回復には時間がかかることがあります。肺炎後に気道が敏感になり、少しの運動でも息切れしやすくなることがあります。
【今後の対策について】
呼吸器内科の受診を検討する
呼吸器の専門医に診てもらうことで、詳しい検査や適切な治療を受けることができます。呼吸機能検査や胸部のCT検査を受けて、COPDや肺線維症の有無を確認しましょう。
心臓の検査も視野に入れる
必要に応じて、心電図や心エコーなどの検査を受けることをおすすめします。
日常生活での工夫
- 息切れを軽減するために、ペースを落として無理なく動く
- 室内の換気や湿度を調整して、低酸素状態を避ける
- 医師と相談しながら、適度なリハビリ運動を取り入れる
【まとめ】
コロナ感染後の肺炎の影響やCOPD、肺線維症、心疾患の可能性を考慮し、まずは呼吸器内科の受診をおすすめします。呼吸機能検査や画像検査を受け、原因を特定しながら適切な治療を進めていくことが大切です。どうぞお大事になさってくださいね。
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