肺炎後の息苦しさ、何科を受診すべきか教えてください。

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70代女性のご相談

咳が続いており、肺炎と診断されています。現在、特に治療中の病気はありませんが、アレルギーがあります。以前、軽症のコロナにかかり自宅療養を行いました。その後、血液検査の結果、即入院し酸素吸入とリハビリを受けました。さらに、マイコプラズマ肺炎で再度入院し、点滴とリハビリを行い約2週間で退院しましたが、息苦しさは改善されていません。 坂道や階段、長い散歩、急な駆け出しなどで呼吸が困難になります。今後の経過について知りたいと考えています。現在通っているのは普通科の医師ですが、どの科を受診すべきかアドバイスをいただけると助かります。どうかよろしくお願いします。
医師の回答

こんにちは。ご相談いただきありがとうございます。コロナ感染後に肺炎を経験され、治療を受けたにもかかわらず、息苦しさが続いているとのこと、本当にご心配ですよね。特に、坂道や階段、長時間の歩行、急な動作の際に呼吸が苦しくなると伺い、心配なお気持ちが伝わってきます。

現在の症状から考えられることをいくつかお伝えしますね。

1. 呼吸器の問題

息苦しさの原因として、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺線維症の可能性があります。COPDは主にタバコの影響で気道が狭くなり、呼吸がしづらくなる病気です。また、コロナやマイコプラズマ肺炎の影響で、肺が硬くなることも考えられます。

2. 心臓の問題

息苦しさが肺だけでなく、心臓の働きに関連している可能性もあります。特に、坂道や階段などで息苦しくなる場合は、心不全や狭心症なども考慮する必要があります。

3. 肺炎の後遺症

マイコプラズマ肺炎の回復には時間がかかることがあります。肺炎後に気道が敏感になり、少しの運動でも息切れしやすくなることがあります。

【今後の対策について】

呼吸器内科の受診を検討する

呼吸器の専門医に診てもらうことで、詳しい検査や適切な治療を受けることができます。呼吸機能検査や胸部のCT検査を受けて、COPDや肺線維症の有無を確認しましょう。

心臓の検査も視野に入れる

必要に応じて、心電図や心エコーなどの検査を受けることをおすすめします。

日常生活での工夫

  • 息切れを軽減するために、ペースを落として無理なく動く
  • 室内の換気や湿度を調整して、低酸素状態を避ける
  • 医師と相談しながら、適度なリハビリ運動を取り入れる

【まとめ】

コロナ感染後の肺炎の影響やCOPD、肺線維症、心疾患の可能性を考慮し、まずは呼吸器内科の受診をおすすめします。呼吸機能検査や画像検査を受け、原因を特定しながら適切な治療を進めていくことが大切です。どうぞお大事になさってくださいね。

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