慢性疼痛と貧血の治療中、肩の痛みが悪化しています。対処法を教えてください。
60代・女性のご相談
7年前にお仕事中に痛みを感じたのが始まりで、頭痛や首、背中の痛みが続いているんですね。いくつかの病院を訪れたけれど、手術は必要ないと言われ、ペインクリニックで薬や注射を受けてきたんですね。でも、今では痛みが広がって腰痛や足の問題も出てきて、不安な気持ちでいっぱいだと思います。
また、片頭痛のお薬を2種類飲んでいるけれど、副作用も心配ですよね。それでも、日常生活に支障が出るほどの痛みがあると、これからどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。
まずは、考えられる原因について一緒に見ていきましょう。
考えられる原因
1. 首や背中の神経の問題
首の骨が変形したり、神経が圧迫されたりすると、痛みやしびれが悪化することがあります。手や足にもしびれや痛みが出ることがあるので、注意が必要です。
2. 線維筋痛症
体のあちこちに痛みが広がる病気で、慢性的な痛みが続くことが特徴です。痛みだけでなく、体のこわばりや疲れ、不眠、頭痛なども伴うことがあります。
3. 骨の問題
骨が弱くなると、ちょっとしたことで骨折し、痛みの原因になることがあります。レントゲンやMRIで確認することが大切です。
今後の対応について
1. ペインクリニックでの治療の見直し
今の薬が十分に効いていないかもしれません。主治医と相談して、薬の種類や量を見直してもらいましょう。痛みについてしっかりと話を聞いてもらうことが大切です。
2. 整形外科での再評価
時間が経っているので、首や腰の状態が変わっている可能性があります。MRI検査を受けて、神経の圧迫が進んでいないか確認してもらうと安心です。
3. 専門医の受診
もし一般的な検査で原因がわからない場合、リウマチ内科や神経内科の専門医に相談するのも一つの方法です。特に線維筋痛症などの可能性がある場合は、専門の医師に診てもらうと良いでしょう。
4. 日々の生活の調整
痛みが強いときは無理をせず、しっかり休むことが大切です。温かいお風呂や温湿布で体を温めると、筋肉の緊張が和らぎます。また、適度な運動やストレッチも痛みの軽減に役立ちます。
まとめ
長く続く痛みでお困りのことと思いますが、ペインクリニックでの治療の見直しや、整形外科での再評価、専門医の受診を考えてみてください。痛みを少しでも和らげるために、できることを一緒に探していきましょう。どうぞお大事になさってください。
公開日:
相談日:
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ