膵臓がんの可能性と検査の必要性について教えてください。
50代・男性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。左脇腹の痛みや体重の減少について心配されているのですね。お話を伺うと、以下のような状況ですね。
- 数ヶ月前から左脇腹に違和感がある
- 3ヶ月で3kgの体重減少
- かかりつけ医での検査では異常なし
- 胃カメラ検査でも異常なし
- 年末に大腸ポリープを切除
- 食欲はあるが、お腹の張りを感じる
- 高血圧と脂肪肝で治療中
- 薬を服用中
左脇腹の痛みは、膵臓がんの可能性もありますが、他の病気の可能性も考えられます。胃腸や腎臓、脾臓、骨や筋肉の問題も考えられるので、心配な気持ちもよくわかります。
膵臓がんは早期発見が難しい病気ですが、定期的な検査で早期発見につながることもあります。膵臓がんのリスクとしては、喫煙や飲酒、肥満、糖尿病などがあります。一般的な検査としては、血液検査や腹部エコー、CT、MRIなどがありますが、エコーでは見えづらいこともあるので、他の検査も考慮することが大切です。
今回の状況では、これまでの検査で異常が見つかっていないものの、症状が続いている場合は、さらに詳しい検査を受けることをおすすめします。痛みや体重減少が続くと不安も大きくなると思いますので、安心のためにも原因をはっきりさせることが大切です。
【次のステップ】
1. かかりつけ医に相談
まずは、これまでの症状や検査結果について、かかりつけ医に相談しましょう。必要であれば、CTやMRIなどの精密検査についても相談してみてください。
2. 専門医の受診
かかりつけ医での対応が難しい場合は、消化器内科の専門医を受診することをおすすめします。紹介状があるとスムーズです。
3. 生活習慣の見直し
禁煙や節酒、適度な運動、バランスの取れた食事を心がけることで、健康を維持し、リスクを減らすことができます。
【まとめ】
左脇腹の痛みや体重減少には、膵臓がん以外にもさまざまな原因が考えられます。緊急性の高い病気の可能性は低いかもしれませんが、心配な場合は、かかりつけ医に再度相談し、必要であれば精密検査を受けることをおすすめします。生活習慣を見直すことも健康維持に役立ちますので、ぜひ心がけてください。お近くの消化器内科を探す際には、インターネットでの検索もご活用ください。お大事になさってくださいね。
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