股関節痛と転倒後の骨折の可能性について教えてください。
90代・女性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。90代のお母様が転んでしまい、左の股関節が痛くて歩くのが難しいとのことですね。とても心配な状況だと思います。
レントゲンでは骨折は見つからなかったとのことですが、痛みが強くて歩けない場合、骨折が見つかっていない可能性や他の病気が隠れていることも考えられます。
高齢の方は骨が弱くなっていることが多く、ちょっとした衝撃でも骨折することがあります。また、レントゲンでは初期の骨折が見えにくいこともあります。
【考えられる原因】
1. 大腿骨頸部骨折
- 高齢者によくある股関節の骨折です。太ももの骨の上の方が折れることを指します。
- 転んだときに股関節に強い力がかかると起こりやすく、骨がもろくなっているとさらにリスクが高まります。
- 初期の段階ではレントゲンで見つけにくいことがあります。
2. その他の骨折
- 恥骨や腸骨など、骨盤の他の部分が折れている可能性もあります。
3. 筋肉や靭帯の損傷
- 転んだときに股関節周りの筋肉や靭帯が傷ついているかもしれません。
4. 変形性股関節症
- 年齢とともに股関節の軟骨がすり減り、痛みや動きにくさが出ることがあります。転倒をきっかけに症状が悪化することもあります。
【次のステップ】
1. 整形外科の専門医を受診する
- できるだけ早く整形外科の先生に診てもらうことをおすすめします。痛みが強いことや歩けないことをしっかり伝えて、詳しく診てもらいましょう。
- 必要に応じてMRIやCTなどの詳しい検査を受けることで、より正確な診断ができます。
2. 安静にする
- 痛みが強い間は、股関節に負担をかけないように安静にしてください。無理をすると、骨折が悪化することがあります。
- 寝返りを打つときも、痛みが出ないように気をつけましょう。
3. 適切な治療を受ける
- 診断に基づいて、適切な治療が行われます。骨折が見つかった場合は手術が必要になることもあります。
- 筋肉や靭帯が傷ついている場合は、安静や固定、痛み止めの薬などで治療します。
- 変形性股関節症の場合は、薬やリハビリ、手術などの治療があります。
【まとめ】
お母様の股関節の痛みは、骨折や他の病気が原因かもしれません。早めに整形外科の専門医を受診し、適切な検査と治療を受けてください。
お近くの整形外科は、こちらから探せますので、ぜひご利用ください。お母様が早く良くなることを心から願っています。
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